執筆者:水口貴博

物を持たない30のシンプル生活

29

捨てる力を身につけると、置く場所と捜す時間を節約できる。

捨てる力を身につけると、置く場所と捜す時間を節約できる。 | 物を持たない30のシンプル生活

捨てる力を身につけると、部屋がどんどんシンプルになります。

そうすると必然的に部屋のスペースが広くなり、見た目にもとても余裕が出てきます。

見た目に余裕があると住む人の精神的な状態にもよい影響を与え、ゆったり落ち着けるようになります。

シンプルな部屋は、ストレスの少ない部屋と言えるのです。

またそれ以外にも捨てることの効用は、捜す時間が節約できるということです。

あなたは部屋に物を置くときに、無意識に「これはここに置いた」という情報を頭の中にインプットしています。

そのおかげで捜すときには「あれはここに置いてある」というようにすぐ思い出せ、捜すときには苦労をしないのです。

しかし、人間の頭は全部を完全に記憶できるわけではありません。

部屋の中に物が整理整頓できていない状態で散らばっていると、どこに何が置かれているのか本人でさえもわからなくなります。

たくさん物が置かれている部屋なら、どこに何を置いているのかがわからなくなるときがあります。

捜すときもそれだけ時間がかかってしまうのです。

しかし、逆に物が少ないと、置いている物が少ないのでどこに何を置いているのかがすぐわかります。

覚えることが少ないと、思い出すときもラクチンです。

気にすることが少なくて済むというのも1つの豊かさです。

捨てることで豊かさを手に入れるというのは、意外なことと思うでしょう。

物を手に入れることで豊かさを感じがちですが、もたないことで豊かさを感じるという逆の発想もあるのです。

物を持たないシンプル生活(29)
  • 部屋の物を少なくし、置く場所と捜す時間を節約する。
最後に残った物が、本当に必要な物。

物を持たない30のシンプル生活

  1. ごみを捨てると、生活が向上する。
  2. 本人がごみだと気づいていないごみがある。
  3. 「誰かにあげることができないか」と、考えてみる。
  4. 「いつか使うかもしれない物」に限って、一生使うことはない。
  5. ほとんどの物はレンタルできる。
    個人があえて持つ必要はない。
  6. ブランドばかりをたくさん持とうとするのは、自信のなさの表れ。
  7. 物に囲まれすぎてしまうと、人間ではなくなってしまう。
  8. 一番の物だけを持てばいい。
  9. 一番の物だけは、複数持つことが許される。
  10. 整理整頓の基本は、机の上から。
  11. 「使うか使わないか」を基準に考えよう。
  12. 友人が持っている物を、わざわざ持つ必要はない。
  13. 100パーセントの収納が、100点の収納ではない。
  14. 手紙や年賀状は、捨ててもいい。
  15. 捨てるときの心の痛みは、勉強代だと考えよう。
  16. 中途半端な物は、出番も中途半端。
  17. 物を捨てないと、集中ができない。
  18. 1つが捨てられなくても、まとめてなら捨てることができる。
  19. 記念品は、心にしまう。
    わざわざ部屋に残さない。
  20. ごみ捨てをしないと、ごみが部屋の住人になってしまう。
  21. 自分らしい部屋にするなら、模様替えや装飾よりごみ捨て。
  22. 他人に捨ててもらうと、捨てられる。
  23. 自分が必要だと思い込んでいるだけ。
    なくなっても困らない。
  24. 「借りること」を前提に生活すれば、必ず部屋はすっきりする。
  25. 旅先で買えるものを、わざわざ持たない。
  26. 使わないのにもらうことは、ごみをもらっているということ。
  27. 貧乏性は、病気と言ってもいい。
  28. 新しい物を買ったら、古い物は捨てよう。
  29. 捨てる力を身につけると、置く場所と捜す時間を節約できる。
  30. 最後に残った物が、本当に必要な物。

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