今は、何でも手に入る時代です。
物をたくさん持つ豊かさより、物を持たない豊かさのほうが重要です。
1つも持たないわけではありません。
本当によい物だけを持ち、中途半端な気持ちで持っている物は捨てるということです。
実際に私たちは生活の中では最もよい物しか使っておらず、それ以外はいつの間にか、飾りになっています。
たくさん着る服があっても、普段着る服は、いつも同じ服。
いろいろなタイプの服がたくさんあっても、一番好きな服は、1つだけ。
「どの服を着ようか」と服を眺めても、結局は、自分が一番好きな服に手が伸びる。
あなたもこうした経験はありませんか。
つまり、自分にとって必要なのは「一番の物」だけです。
残りの服は、めったに着ない服ですから「必要ない」ということです。
お昼に着る服や夜に着る服とシチュエーションごとに着る服はあっても、いつも一番のお気に入りは1つだけですよね。
一番が並行して2つも3つもありません。
あなたは物を少なく持ちます。
それでいて、持ち物に関しては一流の物や、自分にとって一番の物を持つことです。
「いかに物を少なく持ちつつ、いかによい物を持つか」です。
私の今の生活は、物はとても少ないのですが、所有する物に関してはいつも自分に合った一番の物を持つようにしています。
一番のノートパソコン、一番のお気に入りの音楽など、一番だけを持つことで、いつも一番だけに触れることができます。
自分にとって一番の物だけを持つ暮らしが、豊かな生活なのです。