貧乏であることは、悪いことではありません。
ただし、貧乏性は、よくないことです。
貧乏性が身についていると、もらう癖がついてしまいます。
ただで入った物は「得をした」と思いますが、当然使うこともありません。
「得をした」と思っているだけに必要である物だけでなく、必要のない物までたくさん手に入れていくことに快感を得ています。
ただで手に入る物はとりあえずもらい、自分の部屋のごみになるのです。
貧乏性の人が危険なのは、自分でごみを集めている習慣に気づけないことです。
ささいな金額で人と揉めたりして人間関係を壊し、お金で買えない物をどんどん失ってしまいます。
お金がないと、たかだか1,000円とはいえ、大きな金額に見えます。
1,000円をないがしろにしろと言っているのではありません。
「たった1,000円のやりとりで、大切な人間関係を壊してしまうのは、さらにもったいない」と言いたいのです。
貧乏性は、病気と言ってもいいでしょう。
目に見えないやりとりや大切さがわからなくなってしまう、病気です。
貧乏性を治すには、一生懸命に働き、節約する習慣を身につけることです。
少なくとも貧乏からは脱出できます。
貧乏性のままでは、お金が手に入っても、お金で手に入らない物を失ってしまうのです。