人の心が見える瞬間の1つ。
それは、傘立てに傘を置く場面です。
雨の日、外出先から家に戻ると、傘立てに傘を置きます。
ここで、2通りの人にわかれます。
平凡な日常のワンシーンですが、その人の内面が見える瞬間です。
楽を考えるなら、傘を巻かずにそのまま置くのが早いでしょう。
雨の日は、早く家に入りたい。
疲れているなら、面倒なこともしたくない。
足元が濡れていて、服についた雨粒を早く振り払いたい。
もちろん自分の傘ですから自由です。
傘の置き方も、ルールが決まっているわけではありません。
傘の置き方がどうだろうと誰の迷惑にもなりません。
しかし、何気ない場面だからこそ、心がよく表れます。
傘を巻かずに置く人は、手間を嫌がる心理が垣間見えます。
こうした人は、ほかの場面でも「手間だから」「面倒だから」「迷惑をかけていないから」という理由でサボるでしょう。
「別に細かいことはいいよね」「最低限ができていればいいよね」と思っています。
その油断と惰性は、ほかの場面でも表れます。
だらしない生活を送ったり仕事をサボったりです。
手間や面倒を嫌がる姿勢があるため、仕事はミスが発生しやすく、なかなかよい結果も出せないでしょう。
いい加減な態度で過ごしていれば、幸運に乏しい未来がやって来るのです。
一方、傘を巻いてから置く人は「きちんとしたい」という気持ちがあります。
一手間かかりますが、傘がコンパクトにまとまって、見栄えがきれいです。
収納もしやすくなります。
得をするわけでも褒められるわけでもありませんが「小さなことでもきちんとしたい」という気持ちが表れています。
こうした人は、日常生活でも丁寧にこなし、きれいな生活を送っているでしょう。
きっと仕事でも「小さなことまできちんとしたい」という気持ちで対応しているはずです。
褒められなくても、真面目にこなします。
人が見ていないときでも、真面目です。
たとえミスをすることがあっても、きちんとした態度で取り組むでしょう。
丁寧な行いを心がけていけば、幸運にも恵まれ、建設的な未来がやってきます。
着実に実績を積み上げていけば、いずれ大きな実を結ぶに違いありません。
傘立てに傘を置く場面は、心だけでなく、未来まで見えてしまうのです。
傘立てに傘を置くとき、きちんと巻いてから置くか、そのまま置くか。
あなたはどちらですか。
傘立てに傘を置くときの様子から、その人の心と未来が見えるのです。