執筆者:水口貴博

日常の新たな風情を発見する30の言葉

15

夜空に浮かぶ月には、時代を越えた感動がある。

夜空に浮かぶ月には、時代を越えた感動がある。 | 日常の新たな風情を発見する30の言葉

夜空に浮かぶ大きな天体といえば「月」です。

月の年齢はおよそ45億年。

地球の年齢は46億年ですからほぼ同じくらいの年齢です。

月の姿は45億年前に誕生して以来ずっと変わっていません。

地上の景色は、大陸が移動したり山や川ができたりなど時代によって変わりますが、月の姿は同じままです。

月は大気も酸素も緑もないので、景色も雰囲気も同じ様子が続いています。

月は、人類が誕生する以前から同じ姿をしています。

ここで気づいてほしいことがあります。

大昔から月の姿が同じであるということは、大昔の人たちも同じ月を見ていたということです。

1000年前の平安時代の人たちも、同じ月を見ていました。

紫式部や清少納言も月を見て、楽しんでいたことでしょう。

『源氏物語』『枕草子』にも月の話が登場しています。

2000年前の弥生時代の人たちも、同じ月を見ていました。

邪馬台国やまたいこくの卑弥呼も、月を見ていたはずです。

月の満ち欠けから占いを決めていたこともあるかもしれません。

1万年前の縄文時代の人たちも、同じ月を見ていました。

石器を持った名も無き人たちも、月を見ていたに違いありません。

月明かりを頼って狩りをしていたこともあるはずです。

はるか大昔の人たちと同じ景色を見ていると思うと、不思議な気持ちになりますね。

「きれいな月だなあ。はるか大昔の人たちも同じものを見ていたのだなあ」

そんな思いを巡らせながら月を眺めると、より感慨深いものが感じられるでしょう。

これは過去だけでなく、未来にも言えます。

100年後、1000年後、1万年後の未来人も、同じ月を見ることになるはずです。

生きている時代こそ違いますが、月の鑑賞だけは、すべての時代に生きる人の共通体験です。

毎晩あなたの上では、時代を越えた天体ショーが行われています。

夜空に浮かぶ月には、時代を越えた感動があるのです。

日常の新たな風情を発見する言葉(15)
  • 夜空に浮かぶ月を見ながら、大昔の人と共通の天体鑑賞を楽しむ。
エールを送ることは美しい行為。
頑張る人にエールを送るあなたは美しく輝く。

日常の新たな風情を発見する30の言葉

  1. 私たちの頭の上には、いつも「笑顔の雲」が浮かんでいる。
  2. 食べ物にも「表情」がある。
  3. 桜が散ると、みんな見向きもしなくなる。
    散った後の桜も、鑑賞を楽しもう。
  4. にわか雨は、天からのサプライズプレゼント。
  5. チャンスは、何でもない普通の日常にある。
  6. どんな仕事でも、誰かが見ている。
    究極は、天の神様が見ていると考える。
  7. 人は誰でも、神秘と奇跡の存在。
  8. 歩きながら眺めるより、足を止めて眺めるほうが、感動も印象も深くなる。
  9. 無邪気に遊ぶ子どもを見て、うるっとくることはありませんか。
  10. 傘立てに傘を置くとき、その人の心と未来が見える。
  11. デートスポットは、1人で行くのが醍醐味。
  12. セミやスズムシの鳴き声の感じ方は、あなたの心を反映している。
    うるさく感じたら、心に余裕がなくなっている証拠。
  13. 繁華街を歩くことは、時代の空気を学ぶ屋外授業。
  14. 新発見は「歩き慣れた道」にある。
  15. 夜空に浮かぶ月には、時代を越えた感動がある。
  16. エールを送ることは美しい行為。
    頑張る人にエールを送るあなたは美しく輝く。
  17. 大変な仕事だから良いわけではない。
    楽で簡単な仕事だから悪いわけでもない。
  18. あなたには「雰囲気」がある。
  19. まな板は毎日、傷つく仕事に堪えて頑張っている。
    まな板に感謝してしすぎることはない。
  20. 勝負所の判断をするのは、自分。
    勝負所は、いくつあってもいい。
  21. 新鮮な光景は、雨の日にある。
    真上を向いて、雨粒を落ちてくる様子を見てみよう。
  22. 掃除は、始めるまでが大変。
    始めてしまえば、楽になる。
  23. 花を見る人はいても、茎や枝を見る人は少ない。
    茎や枝にも鑑賞の価値がある。
  24. 当たり前の話に、1つの無駄もない。
  25. 夕日は、太陽からあなたへのプレゼント。
  26. 迫り来る前方景色を楽しめるのは、先頭車両だけ。
    遠ざかる後方景色を楽しめるのも、末尾車両だけ。
  27. 訴求力を高めるには、文字サイズを大きくすることが必要。
  28. つまらなそうなことを「面白そうだ」と思えば、本当に面白く感じてくる。
  29. 季節外れのスキーやスノーボードを楽しむ。
  30. 「この景色に出会えてよかった」という瞬間を作るには、外に出なければいけない。
    さあ、冒険の旅に出よう。

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