私たちは子どものころから「迷惑をかけてはいけません」と言われてきました。
親や先生から「迷惑をかけていけません」と何度も言われると、それが普遍的な道徳法則となります。
迷惑をかけないことは正しいことであり、絶対守らなければいけないルールになっています。
本当にいっぱいいっぱいのときは、どんな気晴らしやリフレッシュがいいのでしょうか。
まず一番避けたいのは、気晴らしやリフレッシュです。
本当にいっぱいいっぱいのときは、気晴らしもリフレッシュもしてはいけません。
人間は本来、怠け者です。
ライターを発明したのも、楽をしたかったから。
自転車や車を発明したのも、楽をしたかったから。
どん底とは何か。
「一番下の底」ということです。
つまり「最悪の状態」を意味します。
お金も仕事もない。
家庭も人間関係もぼろぼろ。
楽しいことも嬉しいことも何もない。
マラソンといえば、最初にイメージするのは「走る姿」でしょう。
額に汗をかきながら、マイペースで淡々と走る姿が印象的です。
マラソンは走ることが基本ですが、よくある誤解があります。
何かに取り組んでいると「どうにもならない」と思うことがあります。
そんなとき、つい言ってしまう言葉があります。
「もうダメだ」です。
「死にそう」という口癖に心当たりはありませんか。
もちろん本当に命を落としそうな状況なら別です。
重大なけがや病気になって、今にも命が途絶えそうなら「死にそう」と言うのもわかります。
人は、頑張っているときほど、自分を大きく考えがちです。
自分を過大評価しやすいです。
悩んでいるときは「自分、自分」と考えています。
落ち込んだときは、道端の雑草に目を向けてください。
あなたが普段使う道には、雑草が生えているところがあるでしょう。
コンクリートの割れ目、アスファルトの裂け目、歩道タイルの隙間。
何をやっても思いどおりにいかない日があります。
「思いどおりに集中できない。仕事が進まない。予定が消化できない」
自分が期待していたように物事が進まないと、いらいらしがちです。
私たちは「甘えてはいけない」と言われながら育ってきました。
親や先生から「人に甘えてはいけません」「自立しましょう」と言われてきました。
「弱音を吐くのはよくない」「悩み事があっても自分の力で解決すべきだ」と言われてきました。
病気になって寝込むときがあります。
寝込んでいるときは動きが制限されます。
勉強もできませんし、仕事もできません。
心が死んでいるとき、簡単に生き返らせる方法があります。
「心を生き返らせることなんてできるの?」と思うかもしれませんが、もちろんできます。
直射日光を浴びてください。
嫌だからといって、すぐやめてしまっては長続きしません。
「嫌だな」「気が進まない」「できればやりたくない」と思うことは、誰にでもあることです。
お金をもらっている仕事であれば、抵抗があっても責任を持って取り組まなければなりません。
嫌なことは、きちんと断りましょう。
何でもイエスばかり答えていると、周りに流されたり振り回されたりお金を失ったりします。
時には思わぬトラブルに巻き込まれることもあります。
あなたには「心のシェルター」はありますか。
心のシェルターとは「心が壊れそうになったとき、一時的に避難する場所のこと」をいいます。
特別つらいことや苦しいことがあって、心が壊れそうなときがあるでしょう。
映画やドラマで「命乞いのシーン」を見かけることがあります。
「どうか助けてください!」
「命だけは勘弁してください!」
落ち込むことは悪いことなのでしょうか。
いいえ、悪いことではありません。
落ち込んでいるあなたは、素晴らしいのです。
悩むとは何でしょうか。
悩むとは、解決策が見いだせず、あれこれと思い苦しむことです。
悩むのは、苦しいことです。
焦っているあなたは、素晴らしいです。
限りある人生を、有意義に生きようとしているからです。
人生は、短いです。
大変という言葉には、どのようなイメージがありますか。
大変と聞けば「疲れる」「きつい」「難しい」というイメージを思い浮かべることでしょう。
やはりネガティブなイメージを持つ人が、多いのではないでしょうか。
「無理しないで」
一生懸命頑張っている人に声をかける応援の言葉です。
応援の言葉といえば「頑張れ」が定番ですが、その限りではありません。
落ち込んでいるとき、あなたはどうしていますか。
自然と元気が出るまで待っている人もいるでしょう。
ぼんやり天井を見つめながら寝てばかりの人もいるかもしれません。
限界を感じたら、やめてください。
やめてもいいのです。
「情けない」「恥ずかしい」と思うかもしれませんが、情けないことでも恥ずかしいことでもありません。
いらないものは捨ててください。
捨ててもいいのです。
まだ使えたり高価なものだったりすると、もったいない気持ちがあって捨てることにためらいが生じます。
苦手な人がいるなら、距離を置いてください。
距離を置いてもいいのです。
「距離を置くと冷たい人と思われるかな」と心配するかもしれませんが、無用の心配です。
日常では、大きな不幸に見舞われることがあります。
事故、事件、病気。
大きなミス、重大な失敗。
今は、悔し涙をたくさん流しておきましょう。
涙を流してはいけないと誰が言ったのでしょう。
いいえ、涙はたくさん流しておくものです。
あなたはもう十分頑張りました。
もう十分我慢しました。
長い間ずっと頑張り続けていて、努力と我慢の日々を送ってきました。