どん底とは何か。
「一番下の底」ということです。
つまり「最悪の状態」を意味します。
夢も希望も絶たれ、最悪の状態を感じることがあります。
「今どん底にいる」
「人生のどん底だ」
「本当に最悪で何もかも真っ暗だ」
そう思うことがあるなら、気づいてほしいことがあります。
実はまだどん底ではありません。
どん底と思い込んでいるだけです。
なぜ「どん底ではない」と言えるのか。
本当にどん底であれば「どん底だ」と思う余裕すらないからです。
本当にどん底の状況ならどうなるか。
何も思考できません。
完全に頭の回転が停止します。
立つことも歩くこともできません。
目の前が真っ暗になり、1日中ぼうっとしてしまいます。
虚無感と空虚感に襲われ、抜け殻になったように落ち込みます。
まずこのことに気づくことが大切です。
勝手にどん底だと決めつけないでください。
悪いほうに決めつけると、出る元気も出なくなります。
「どん底だ」と思えているなら、まだ大丈夫です。
夢も希望も絶たれて絶望的な状況かもしれませんが、まだ本当の最悪ではありません。
「どん底だ」と思えるだけの余力が残っています。
それだけの体力と思考力も残っています。
気力や精神力が少ない状態であっても、ゼロではありません。
まだどん底ではありません。
「どん底の1歩手前」です。
どん底の1歩手前ですから、まだ希望があるのです。
まだ自分はどん底ではないことに気づき、希望の光を見いだすことです。
そうすれば、次のアクションが見えてきます。
実はまだ可能性が残っています。
小さなことでかまわないので、できることから始めていきましょう。
どん底ではないと気づくことが、これから這い上がっていくチャンスになります。