「学生時代、一番頑張ったことは何ですか」
この質問に答えた後、意表を突く質問をされることがあります。
「では次に、学生時代、2番目に頑張ったことを教えてください」
この質問をする面接官には、次の2つの意図があります。
定番の質問をすると、暗記口調で答えられるのがオチです。
面接官としては、やはり暗記口調は聞きたくありません。
少しでも自分の頭で考えた回答を聞きたいため、少し定番からずれた質問の仕方をすることがあります。
面接官は、一番頑張ったことの信頼性を確認したいため、2番目についても参考にしたい場合があります。
1番目と2番目に頑張ったことを比較することで、共通点がわかれば、応募者の人物像がより浮き彫りになるでしょう。
場合によっては、3番目に頑張ったことも質問されることがあるため注意が必要です。
さて、答え方のポイントです。
まず曖昧な答えはよくありません。
適当な答え方をしていると、2番目の信頼性だけでなく、1番目の信頼性も下がります。
理由や努力を含めて、2番目として適切な回答を考えておく必要があります。
もし、うまく思い浮かばなければ、1番目に関連したことを答えるのが無難です。
1番目と2番目に関連性があれば、1番目の答えの信頼性が上がります。
同時に、応募者の興味関心の方向性も、より明確に伝えることができるでしょう。