「尊敬する人は誰ですか」
そう聞かれたとき、どう答えますか。
尊敬する基準は人それぞれですが、注意点があります。
最も避けたいのは「誰もいない」という回答です。
「尊敬する人がいない」という回答は、事実であっても、少し残念に感じられます。
応募者の向上心が乏しく、成長力に不安が出やすいため、できるだけ誰か尊敬する人物を挙げたほうがいいでしょう。
優れた人を尊び、敬うことがあるから、人生に張りが生まれて成長できます。
それぞれ意味は似ていますが、違います。
ここでの質問は、あくまで尊敬する人であり、憧れる人ではありません。
この質問には、定番の答えとして「親」があります。
もちろん親と答えてもいいのですが、少し不安もあります。
あまりにきれいな答えすぎて、面接官にきちんと信じてもらえない可能性があるのです。
「面接対策本の内容を、暗記して答えているだろう」と疑われるのは、応募者にとっても不本意でしょう。
また、定番であるため、ほかの応募者と回答が重なりやすいデメリットもあります。
疑われやすかったり重なりやすかったりするデメリットがあるため、事実でも、できれば避けたほうが賢明です。
では、誰を上げれば良いのでしょうか。
尊敬する人物として挙げるのは、歴史上の人物がおすすめです。
定番から少しずらした答えのほうが、面接官に信じてもらいやすくなるため、説得力が出ます。
歴史上の人物の中でも、できれば時代が近く、国籍が同じ人物のほうがいいでしょう。
面接官にとっても真実味が伴うだけでなく、親近感が湧きやすく、イメージもしやすくなります。