残念ながら、面接の日が雨になることがあります。
こればかりはお天気しだいですから、自分の力ではどうしようもありません。
雨の日の面接は、どことなく縁起が悪いように感じます。
外は薄暗くて、じめじめ。
外出には、傘が必要。
歩きにくい上、服は汚れやすい。
気分として、少し暗く感じる人が多いのではないでしょうか。
そんな雨の日の面接では、面接官から気遣われることがあります。
「雨の中、大変でしたね」という一言です。
深い意味はありません。
雨の日に、よくありがちな会話です。
さて、このとき、どう返事をするかです。
単なる雑談ですが「すでに面接の一部」と考え、しっかりした受け答えを心がけましょう。
「スーツが濡れてしまった」「じめじめして過ごしにくい」など、普通に答えるのもいいのですが、もう少し工夫できます。
「大丈夫です。お忙しい中、貴重なお時間を割いて面接をしていただき、ありがとうございます」
雨をまったく気にしていない様子で、答えましょう。
気遣いに対する最高の返事は、気遣いです。
気遣われたときは、応募者も面接官を気遣います。
業務で忙しいにもかかわらず面接をしてくださった面接官に、お礼を述べます。
もちろん面接官は「仕事ですから」と答えるかもしれませんが、悪い気はしないでしょう。
雨というハンディがあるからこそ、少し明るく答えただけで、印象深い言葉になるのです。