「最近嬉しかった出来事は、何ですか」
「どんなことをしたとき、幸せを感じますか」
この質問の意図は、興味関心の方向性の確認です。
どんなことを嬉しく感じるのかは、人それぞれ。
嬉しく感じる出来事の傾向を知ることで、応募者の心の様子を知ることができます。
まず、嬉しかった出来事とはいえ、場違いな話題は不適切です。
「親から急なお小遣いがあったこと」
「恨んでいた人に仕返しができたこと」
「好きな人に告白して、うまくいったこと」
たとえ嬉しかったのが事実であっても、面接の話題に適しているとは言いがたいでしょう。
お金・権利・欲望をむき出しにした話題を出せば、面接官は応募者に不快を抱くことがあります。
嬉しかった出来事は、あくまで仕事や成長に関係した出来事が適切です。
採用を決める面接ですから、知性や常識が伴う内容がいいでしょう。
「勉強し続けていた資格が、ようやく取得できたこと」
「アルバイトで、店長から感謝状をいただいたこと」
「海外旅行をして、別世界を体験して、視野と見識が広がったこと」
成長や仕事に関する内容のほうが、自己アピールにつながります。