執筆者:水口貴博

履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

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案内資料やウェブサイトの文言を、そのまま使わない。

案内資料やウェブサイトの文言を、そのまま使わない。 | 履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

国語に強い学生が犯しやすい失敗があります。

国語の試験では「筆者の考えを述べよ」という設問がよく見られます。

この種の設問では、文中にある言葉をそのまま引用して回答するのが一般的です。

筆者の考えを自分が独自で考えるより、文中の言葉を引用したほうが、筆者の考えを反映しやすいからです。

国語における、解法の定石です。

こうした解法を知る学生は、就職活動でも同じことを試みる傾向があります。

志望動機を考える際、案内資料やウェブサイトの文章の一部を引用するケースです。

たとえば、案内資料の一部を引用して、志望動機に含めれば、少なくとも企業と同じ考えを主張できるでしょう。

企業と応募者の考えが一致している印象を与えやすくなれば、好印象も得られやすいはずです。

賢い方法であるように思えますが、これにはわながあります。

引用をすぐ見抜かれてしまうのです。

採用担当者は、自社の案内資料やウェブサイトを何度も確認していますから、見抜くのも早い。

「おや。このフレーズはどこかで覚えがある。そうだ。ウェブサイトの説明文と同じだ」

引用しているとわかれば、立派な志望動機とはいえ、信用できなくなるでしょう。

案内資料やウェブサイトの文章は、あくまで参考です。

参考として活用する分にはいいのですが、丸写しのような、露骨な引用は避けたほうが賢明です。

志望動機は、あくまで自分が考えた内容であることです。

自分が考え、自分の言葉で述べた志望動機が、採用担当者の心を最も動かすのです。

履歴書の志望動機で注意したい書き方(20)
  • 案内資料やウェブサイトの文章は、丸写ししないように注意する。
1文は、長くなればなるほど、わかりにくくなる。

履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

  1. 志望動機は、告白。
  2. 自己PRと志望動機。
    より大切なのはどちらか。
  3. 企業のことを知らずして、志望動機は語れない。
  4. 志望動機は、業界より企業を軸にする。
  5. 志望動機は、企業をおだてることではない。
  6. 自己PRも志望動機も、文才は必要ない。
  7. 企業を気に入った理由を突き詰めると、志望動機が見つかる。
  8. 志望動機は、自己PRと関連していること。
  9. 憧れも志望動機になるが、憧れだけではいけない。
  10. 悪口や批判が事実でも、書かないほうがいい。
  11. 同業他社の悪口や批判は、出さない。
  12. 事務職の志望動機は、どう書けばいいのか。
  13. 書いてはいけない4つの志望動機。
  14. 成長に関する志望動機は、立派だからこそ要注意。
  15. 曖昧な志望動機は、100回叫んでも、心に響かない。
  16. 採用担当者の人柄の良さは、志望動機にできるか。
  17. 志望動機は、業界を選んだ説明から始めるべきか。
  18. 独創性を出すキーワードは、実体験。
  19. 就職対策本の回答例を、そのまま使わない。
  20. 案内資料やウェブサイトの文言を、そのまま使わない。
  21. 1文は、長くなればなるほど、わかりにくくなる。
  22. 使い回しをした志望動機は、すぐばれる。
  23. 「なぜその企業なのか」が伝わる志望動機になっているか。
  24. 「入社して何をしたいか」を意識して、志望動機を考えること。
  25. 心を込めて書いた履歴書は、見る人の心も動かす。
  26. 志望動機がお金であっても、露骨に表現しない。
  27. よい志望動機と悪い志望動機を判断する方法。
  28. わかりやすいかどうかは、他人に聞くと、わかりやすい。
  29. 志望動機の初心に返るときのキーワードとは。
  30. 好感が得られやすい志望動機の構成。

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