自己PRや志望動機の作成には、文才が必要だと思っていませんか。
文章を巧みに書く才能がないと、きれいに書けないと思う人もいるでしょう。
いいえ、必要ありません。
たしかに小説を書くには、ある程度の文才が必要です。
感動させる文章を書くには、想像力や発想力を駆使して、言葉や表現を巧みに操る能力が必要になるでしょう。
人間心理に訴えかけるような、テーマも必要です。
しかし、自己PRや志望動機は、小説ではありません。
自己PRは、自分の強みや得意をわかりやすく簡潔に書くだけです。
志望動機は、その企業を志望した理由を正直に答えるだけです。
大げさに言えば、どちらも単なる自己紹介なのです。
しかも、履歴書を提出する前には、何度も見直す機会まで与えられています。
自己PRや志望動機の作成に、文才は必要ありません。
うまく書けないときは、他人に見てもらえればいいのです。
「わかりにくい」と指摘されれば、わかりやすく修正します。
「抽象的」と指摘されれば、もっと具体的に修正します。
改善を繰り返していくにつれて、だんだん文章が簡潔にわかりやすくなるでしょう。
改善のチャンスが無限に与えられているのです。
チャンスをきちんと生かせば、文才は必要ないのです。