採用担当者の人柄の良さを理由にした志望動機があります。
「採用担当者が優しい人でしたので、志望を決めました」
「人事の方が明るい人だったので、御社が気に入りました」
採用担当者の人柄の良さは、志望動機にできるのでしょうか。
まず、不快な話ではないため、印象を悪くさせることはないでしょう。
採用担当者や企業を褒めていることにもなるため、場合によっては好印象を抱く企業もあるはずです。
では、志望動機としてふさわしいかというと、そうではありません。
どちらかというと、志望動機としては好ましくない部類に入ります。
採用担当者の人柄の良さを理由では、採用担当者を納得させるのは難しいでしょう。
「人柄の良い採用担当者なら、別の企業にもいるだろう」と思うからです。
場合によっては、きちんと企業研究ができていないと見なされる可能性もあります。
志望動機は「この企業でなければいけない」という理由が、明確に伝わる内容が望まれます。
たとえば、その企業が独自で開発している取り組みに魅力を感じた点などです。
どうしても採用担当者の人柄の良さを志望動機にしたい場合は、サブという扱いまでが好ましいでしょう。