公開日:2013年11月16日
執筆者:水口貴博

履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

  • 志望動機は、
    告白。
履歴書の志望動機で注意したい30の書き方

志望動機は、告白。

志望動機は、告白と同じです。
好きな人に、お付き合いを申し込む様子に似ています。
たとえば、志望動機が「大企業だから」「有名な企業だから」という内容では、印象はよくないでしょう。

自己PRと志望動機。
より大切なのはどちらか。

自己PRと志望動機。
より大切なのはどちらでしょうか。
どちらも大切であるのはたしかですが、厳密には、明確な答えがあります。

企業のことを知らずして、志望動機は語れない。

志望動機を考える前提として、大事なことがあります。
企業研究です。
企業のことを知らずして、志望動機は語れません。

志望動機は、業界より企業を軸にする。

志望動機は、業界を選んだ理由を説明しがちです。
「IT業界は今後も伸びていくと思ったため、御社を志望しました」
「外食産業に興味があり、御社を志望しました」

志望動機は、企業をおだてることではない。

志望動機がおだてる内容になっていませんか。
「御社のサービスは他社よりいいです。○○もいいし、○○も最高です。悪いところなんて1つもありません」
褒めて、褒めて、褒めまくる。

自己PRも志望動機も、文才は必要ない。

自己PRや志望動機の作成には、文才が必要だと思っていませんか。
文章を巧みに書く才能がないと、きれいに書けないと思う人もいるでしょう。
いいえ、必要ありません。

企業を気に入った理由を突き詰めると、志望動機が見つかる。

志望動機を見つけるのは、難しくありません。
企業研究をして「この企業はいいなあ」「この企業で働きたい」と思えば、志望動機も見つかったも同然です。
企業を気に入った理由を突き詰めてください。

志望動機は、自己PRと関連していること。

自己PRと志望動機。
それぞれ意味も内容も異なりますが、まったく関係ないわけではありません。
志望動機と自己PRは、関連していることが大切です。

憧れも志望動機になるが、憧れだけではいけない。

憧れを強調した志望動機があります。
「御社で働くのが、子どものころからの憧れでした」
「幼いころから、御社の商品をずっと愛用し続けています」

悪口や批判が事実でも、書かないほうがいい。

志望動機の欄に、次のような書き方をしていませんか。
「給料が低いため、転職することにしました」
「職場の空気が悪くて、耐えられませんでした」

同業他社の悪口や批判は、出さない。

志望動機の中で、同業他社の悪口や批判は厳禁です。
たとえ、本当に思っていることでも、表に出すのは好ましくありません。
志望動機に、同業他社の悪口や批判が含まれていませんか。

事務職の志望動機は、どう書けばいいのか。

志望動機を書きにくいのが、事務職です。
志望動機は明確に書かなければいけませんが、事務職の場合は難しい。
ずっと机に向かっている。

書いてはいけない4つの志望動機。

志望動機は、正直であることが基本です。
自分が正直に思っていることだからこそ、熱意と意欲を持って語ることができます。
しかし、いくら正直とはいえ、露骨な内容は注意が必要です。

成長に関する志望動機は、立派だからこそ要注意。

ネガティブな志望動機にもかかわらず、よく見聞きする志望動機があります。
成長に関する志望動機です。
「御社なら成長ができると思い、志望しました」

曖昧な志望動機は、100回叫んでも、心に響かない。

志望動機は、明確であることが重要です。
曖昧な部分があるのは好ましくありません。
「企業イメージがいいから」

採用担当者の人柄の良さは、志望動機にできるか。

採用担当者の人柄の良さを理由にした志望動機があります。
「採用担当者が優しい人でしたので、志望を決めました」
「人事の方が明るい人だったので、御社が気に入りました」

志望動機は、業界を選んだ説明から始めるべきか。

面接では、志望動機を問われることがあります。
志望動機は、業界を選んだ説明から始めるべきか。
それは、次の2通りの場合が考えられます。

独創性を出すキーワードは、実体験。

「説明に独創性を出せ」
「独創性がないと、目立たない」
「抽象的なことなら誰でも言える。独創性を出さないと、印象に残らない」

就職対策本の回答例を、そのまま使わない。

「就職対策本と同じ回答をしているのに、なぜ不採用になるのだろうか」
当然です。
就職対策本と同じことを話せば、内定がもらえるわけではありません。

案内資料やウェブサイトの文言を、そのまま使わない。

国語に強い学生が犯しやすい失敗があります。
国語の試験では「筆者の考えを述べよ」という設問がよく見られます。
この種の設問では、文中にある言葉をそのまま引用して回答するのが一般的です。

1文は、長くなればなるほど、わかりにくくなる。

自己PRであれ志望動機であれ、長すぎる内容は注意が必要です。
丁寧に伝えようとすると、自然と言葉に力が入り、1文が長くなることがあります。
1文は、長くなればなるほど、わかりにくくなる傾向があります。

使い回しをした志望動機は、すぐばれる。

自己PRは、企業ごとに、同じような内容を使えます。
もちろん同じとはいえ、完全に同じではいけません。
企業ごとに特色が異なるため、アピール内容も若干修正する必要はありますが、大きな修正ではないはずです。

「なぜその企業なのか」が伝わる志望動機になっているか。

志望動機は、単純に志望する理由を説明するだけではいけません。
「発想力を生かして、御社を志望しました」
「体力に自信があり、営業を志望しました」

「入社して何をしたいか」を意識して、志望動機を考えること。

「企業の規模と安定性に魅力を感じ、志望しました」
「自分の成長につながる企業であると確信しています」
「福利厚生・研修制度が充実しているため、志望しました」

心を込めて書いた履歴書は、見る人の心も動かす。

履歴書は、心を込めて書きましょう。
心を込めているかどうかは、字を見てもわかるはずがないと思う人もいるかもしれません。
しかし、実際にはよくわかるのです。

志望動機がお金であっても、露骨に表現しない。

「高い給与に魅力を感じ、御社を志望しました」
応募者の中には、給与を基準に職種や企業を選ぶ人もいるでしょう。
お金がなければ生きていけません。

よい志望動機と悪い志望動機を判断する方法。

志望動機の善しあしを判断するのは、どうすればいいのでしょうか。
実に単純です。
社長の立場で考えればいいのです。

わかりやすいかどうかは、他人に聞くと、わかりやすい。

自己PRも志望動機も、わかりやすく書くことが大切です。
わからない内容を書いても、相手に伝わりません。
専門用語や難しい表現などを使わず、わかりやすくて簡潔な言葉を使うことが大切です。

志望動機の初心に返るときのキーワードとは。

志望動機には、数多くのノウハウがあります。
自己PRと関連していること。
業界より企業を軸にすること。

好感が得られやすい志望動機の構成。

志望動機の書き方は、人それぞれです。
自分の強みや得意を、自分の思うように表現していいでしょう。
注意点や重要なポイントさえ押さえておけば、構成に決まりはありません。

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