体の年齢は、時間の経過で決まります。
生まれてから10年たてば10歳で、30年たてば30歳、60年たてば60歳です。
時間が経つにつれて年齢を重ねていくことになります。
時間を止めることができないように、体の年齢を止めることはできません。
時間を基準にして決まるのが、体の年齢です。
残念ながら、現在のところ体の年齢を止めるのは不可能です。
時間を止めるのができないわけですから、体の年齢も止めることはできません。
肉体の老化を遅らせることはできても、年齢を止めたり若返らせたりすることは不可能です。
しかし、人の年齢の中でも、時間に比例しないものがあります。
それは「心の年齢」です。
心の年齢は、時間に比例しません。
心の年齢は、早めたり遅らせたり止めたりすることが可能です。
心の年齢は「若返る」という特性があります。
時間に逆らって、だんだん若くなっていくことも可能です。
たとえいったん心の年齢を重ねても、後から若返らせることも可能です。
心の年齢はどこで決まるのか。
心の年齢は「変化に対する態度」で決まります。
大切なのは「どれだけ変化を受け入れられるか」です。
変化を拒むようになればなるほど、心の年齢が高くなります。
いったん変化を拒み始めると、どんどん拒んでいく傾向があります。
変化をしなくなれば、心の老化に向かって一直線。
最初は一部しか変化を拒んでいなくても、心の年齢を重ねると、あれもこれも変化を拒むようになります。
一方、普段から積極的に変化を受け入れている人は、心の年齢は若々しい状態です。
体の年齢は高くても、変化を歓迎して楽しんでいる人は「心の年齢が若い」と言えます。
心の年齢がわかれば、変化に対する順応が早いため、若い人たちとの会話もスムーズにできるようになります。
「心は若いです」と言いつつ、変化を拒んでいませんか。
「変わりたくない」「今のままでいい」「新しいことはしたくない」と言っていませんか。
表向きは「心は若い」と言っていても、変化を拒む姿勢があるなら、実際は心の年齢が高いといえます。
順応できない状況もあるかもしれませんが、実際にやってみなければわかりません。
もし順応できない状況になれば、元に戻せばいいだけです。
「元に戻ったら意味がない」と思うかもしれませんが、誤解です。
少なくとも変化を受け入れたのですから、心は若いと言えます。
変化を受け入れましょう。
すべて本人の心がけ次第です。
変化を受け入れることは、心の若さを保つ生活習慣です。
普段から変化を受け入れる習慣を心がけていれば、いつまでも心の年齢は若々しくいられます。