うまくいっているときは、誰でも機嫌がよくなります。
誰でも、にこにこしているものです。
うまくいっているときは、人の言動に、あまり差が出ません。
差が出るのは、苦境に立たされたときです。
余裕がなくなったとき、人の本当の部分が、表に出てきます。
苦しい状態になると、ストレスが急に増えます。
ある人は、苦境に立たされたことに腹を立て、自暴自棄になるでしょう。
いらいらして、乱れた発言や乱暴な行動に出ようとします。
しかし、そういう人ばかりとは限りません。
苦境に立たされたときこそ前に出て、問題解決に励む人もいます。
「余裕のないときこそ落ち着きが大切だ」と思い、冷静さを保ちながら心を引き締めて、物事に当たろうとします。
自分は、どちらの人間であるかです。
苦境に立たされているときこそ、自分の真価が問われるときです。
焦るのではなく、冷静になりましょう。
いらいらするのではなく、にっこりしましょう。
暗いことより、明るいことを考えましょう。
苦境は、人生の分岐点です。
苦しいときの発言や行動によって、これからが決まります。
自分が、どう考えて、行動するかなのです。