テレビやニュースなどで、羨ましいニュースを見かけることがあります。
事業で成功を収めたニュース。
難しい試験に、1回で合格した奇跡。
美男美女と結婚した報道。
そういう記事を見て「いいな。羨ましい」と思います。
羨ましく思うのは、自分もそうなりたい願望がある証拠です。
ここからが大切です。
「羨ましい」の後に、どういう言葉を続けるかです。
多くの人が「羨ましい」の後に「あの人は特別だから」で終わらせます。
「自分とは状況が違う」「お金の力だ」「偶然だ」などと、区別をするような言い方が聞かれます。
まったく人ごとのような言い方です。
「相手は特別だから実現できたのだ」と思うと「自分には関係ない」と思います。
たしかに自分と比べて、お金や地位などの違いはあるでしょう。
しかし「特別だから」と言うと、羨ましいニュースを見るほど、不愉快になります。
羨ましい気持ちだけでは、むかむかするだけです。
人の幸せに、不快や憎悪を覚えるだけで、何も進歩がないのです。
では、どうすればいいのでしょうか。
「羨ましい」の後に「どうやって実現したのだろう」と思うのです。
実現した方法を探りましょう。
手段やきっかけを、1つでも聞き出せば、参考になるかもしれません。
もちろん相手とは状況が異なるでしょうが、多少は役立つ情報になるはずです。
羨ましい状況になった方法を知り、自分も羨ましい状況に近づけましょう。
そういう人が、今度は「羨ましい」と言われる側になるのです。