「本気ですか」と尋ねられると、一瞬、答えに戸惑います。
本気だと言ってしまえば、後に引けなくなるため、ためらいます。
怖くて、なかなか本気になれないのです。
本気は「ある」と「ない」の2種類で、考えるからいけないのです。
もちろんいきなり本気になれればいいのですが、難しいこともあるでしょう。
本気に「ある」と「ない」の2種類しかないと思うのは、先入観です。
2種類とは限りません。
2種類でなくてもいいのです。
最初は「1パーセントの本気」です。
少しだけ本気になります。
1パーセントだけ本気になって行動していくうちに、調子に乗っていきます。
部屋の掃除と同じです。
最初は軽い気持ちで、1カ所だけ掃除するつもりが、少しやり始めると、調子が乗ってきます。
達成感が得られると「ついでにここも」と思います。
「もう少しだけ」と思い、だんだんボルテージが上がります。
気づけば、本気になって掃除を始めているのです。
本気は最初、1パーセントでいいのです。
1パーセントの本気は、100パーセント本気の入り口です。
1パーセントが、じわりじわりと増えていき、気づけば100パーセントの本気になっているのです。