人生は、電車のようです。
人生で歩むべき道は、線路のように、あらかじめ存在しています。
小学校、中学校、高校、大学を、問題なく卒業する。
大学を卒業した後、有名企業に就職して、お金持ちになる。
結婚して、子どもを出産し、大きな一戸建てを持つ。
世間一般では、幸せにつながる道だと思われています。
また、そうすべきだという風潮があります。
こうした常識的な道から少しでも外れると、仲間外れにしたり、叩かれたりする風潮があります。
「こうすべきだ。ああすべきだ」と世間が口を合わせて言っているものですから、幸せの道が1つしかないように思われます。
しかし、そうではないのです。
大多数が、必ずしも正しいとは限りません。
自分のやりたい仕事は、有名企業では実現しにくく、起業しなければ実現できないことかもしれません。
自分のやりたい道を突き詰める都合上、結婚や出産が難しくなることもあるでしょう。
転勤の多い仕事なら、一戸建てより賃貸住宅のほうがふさわしいでしょう。
幸せに通ずる道は、必ずしも1つではありません。
幸せへの道は、人の数だけ、存在しています。
幸せへの道は、あるのではなく、作るものです。
自分のやりたい道が、世間の常識から外れていれば、振り切る勇気を持つことです。
本当に進みたい道なら、自信を持って進むべきです。
世間が納得する道ではなく、自分が納得する道を探すことです。
自分らしい道を探し、自分らしい歩み方で歩むことです。
泣いても笑っても、一度しかない人生です。
世間の常識に踊らされず、自分の信念を貫くことが、本当の幸せにつながる道なのです。