最初からうまく生かせようと思うと、体に緊張が走ります。
初めてのことは、力の加減がわからなかったり、手順がわからなかったりするのです。
初めてだからこそ、気持ちも緊張するでしょう。
自然なことです。
自分だけ特別な状況ではなく、他の人にとっても同じです。
そこで発想の転換です。
「最初からうまくできるわけがないよね」という前提で、挑戦してみるのです。
もちろん人生に一度しかない状況もありますが、多くの場合、再挑戦できるものです。
運転免許の取得にせよ、資格取得の試験にせよ、好きな人への告白にせよ、再挑戦の機会があります。
最初は失敗するつもりでやろうとすると、自然と緊張が緩みます。
最初は、様子や具合を確かめるつもりで、当たってみればいいのです。
計画的に失敗します。
失敗する前提になると、失敗が怖くありません。
失敗すれば、もう一度挑戦できるので、よく身につくだろうと思います。
挑戦する勇気が湧いてくるのです。
予行練習にもなります。
2回目からは、1回目の失敗で得られた教訓や体験をもとに行動できるため、スムーズになります。