親は、頼りがいがあります。
心の支えになり、困ったときは、資金の援助をしてくれることもあるでしょう。
親から愛情たっぷり注がれた人ほど、いつまでも親のそばにいたいと思います。
しかし、いつまでもいてもらいたいと思う親ですが、現実は違います。
遅かれ早かれ、いつか必ず親はいなくなる日がやってきます。
自分よりずっと年上ですから、自分より早くこの世から去ることになるのです。
不謹慎なことですが、現実です。
いつまでも親にいてもらいたいと思っているほど、急に親がいなくなったとき、強い絶望感に襲われます。
大きなショックのため、立ち直りに時間がかかるでしょう。
大きな悲劇で足がすくみ、これからどう生きていけばいいのか、わからなくなります。
親がいるうちから、親がいなくなる準備が必要です。
親がいるうちから、わざと距離を作ったり、自活したりして、親がいない状態の準備をするのです。
決して親を否定しているのではありません。
子どもとしての、自立の準備です。
親に、自立できた子どもとして認めてもらうため、自立に向けて、じわりじわりと準備をします。
親に頼っていいのは、学生時代までです。
社会人になれば、自分でお金を稼いで、自分の力で生活する準備をしましょう。
もちろん学生のうちから自立心が強ければ、早くに親と距離を取るのは、悪いことではありません。
最初は大変かもしれませんが、段階を追って、1人で生きていける準備をします。
このことで、自立が、より促されます。
結果として、強く生きられるようになるのです。