初めて飛行機に乗った人にとって、大変魅力的に感じる席があります。
「窓側の席」です。
飛行機に乗るからには、やはりいい景色を見たいと思います。
雲の上から見る景色は、絶景です。
どんな展望台より眺めがよく、町を一望できたり、海を眺めたりできます。
「飛行機からの眺めは、旅の楽しみの1つだ」
旅に慣れていない旅行者の場合、とっさに、いい景色が眺められる窓際の席を選んでしまう場合が多いことでしょう。
私の場合、海外旅行に慣れていないころ「どの席にしますか」と尋ねられ「窓際」と即答していました。
しかし、これが失敗でした。
窓際はたしかに眺めはいいですが、いいといえばそれくらい。
眺めがいい反面、窮屈なポジションです。
隣の席が知り合いなら、まだいい。
まったく知らない人の場合、かなり気を使います。
私は、つい気を使ってしまう性格です。
外国人が隣に座っていれば、もっと気を使います。
トイレに行くときは、隣の人に話しかけ、移動スペースを空けてもらう必要があります。
申し訳なく感じてしまいます。
私は、トイレが近い体質です。
飲み物を飲んでしばらくすると、トイレに行きたくなります。
窓際に座ったからには、隣の人に迷惑をかけないようトイレに行く回数を減らします。
トイレに行く回数を減らすために、飲みたい飲み物を我慢する状況でした。
そもそも隣に人がいるため、乗務員に飲み物も注文しづらいです。
「失敗した」と思いました。
ただでさえ長旅に疲れやすい海外旅行で、貴重な体力や精神力を使ってしまいます。
そうした失敗経験をしてからというもの、必ず通路側を選ぶようになりました。
もし可能なら、最前列の通路側がベストです。
通路側の中でも、さらに最前列はプラスアルファのメリットがあります。
最前列の通路側は、肉体的のみならず、精神的にも負担が小さくなる最適なポジションなのです。