公開日:2010年8月10日
執筆者:水口貴博

海外旅行のトラブルを未然に防ぐ30の方法

  • 旅の失敗は、
    忘れないうちに記録する。
    自分のためだけでなく、
    ほかの人の役にも立つ。
海外旅行のトラブルを未然に防ぐ30の方法

旅の失敗は、忘れないうちに記録する。
自分のためだけでなく、ほかの人の役にも立つ。

これまで数多くの海外旅行をしてきました。
高校の卒業旅行で、ロサンゼルスとハワイを経験しました。
その後、海外留学でロサンゼルスに、3年半ほど滞在した経験もあります。

高級ブランドを身につけた格好は、昼間でも危ない。

あれは忘れもしない、ロサンゼルス滞在中のことです。
昼間、ロサンゼルスの街なかを、1人で歩いていたことがありました。
突然、自転車に乗った日焼けした、スパニッシュ系の男2人が、さっと後ろからやってきて、私の両腕をつかみました。

暑さと寒さの両方に対応できる、重ね着作戦。

海外旅行には、1日に暑さと寒さの両方存在する地域があります。
たとえば、シンガポールです。
シンガポールの10月は、昼間は暑いですが、夜は急に寒くなります。

言葉が理解できないことに、恥を感じる必要はない。
堂々と「わからない」と言えばいい。

言葉がわからないなら、むやみに返事をしないのが海外旅行でトラブルを未然に防ぐ鉄則です。
首を縦にも横にもふらないことも、あわせて覚えておきましょう。
では、言葉がわからないときにはどうすればいいのでしょうか。

母国から持参した薬は、体調を整えるだけでなく、精神状態も整える。

海外旅行中に体調を崩す多くの場合は「初日」です。
長時間のフライトで体力と精神力を奪われ、時差ぼけで免疫力が低下しています。
そのうえ、現地の急激な気温の変化があり、体調を崩してしまうケースが多いです。

夜中は、女性1人で歩かない。

私が留学中に、Rieちゃんという日本人の女友達がいました。
Rieちゃんには、アメリカ人の彼氏がいます。
実は私も一度会ったことがあり、握手したことがあります。

ハンドバッグの口を開いたままにしていると、泥棒から被害に遭いやすくなる。

泥棒は、盗みやすい人から盗みます。
どういう人から盗もうとするかというと、やはり「危険意識が低い人」から盗もうとします。
いつも安全に気を配ってぴりぴりしている人より、気の抜けた人からのほうが気づかれにくく、盗みやすい。

現地のホテルスタッフに、危険な地域を教えてもらう。

観光地によっては、危険な地域があります。
安全と言われる地域でも、その地域全体が安全とは限りません。
全体的には安全でありながらも、一部の地域や店など、部分的に注意を払う場合もあります。

最新のガイドブックを購入するだけで、ある程度の安全は確保できる。

古本屋に行けば、数多くの書籍が安く購入できます。
本を眺めていると、旅行のガイドブックがあるではありませんか。
ちょうど海外旅行に行こうとしていた国のガイドブックがあると、嬉しくなります。

トイレは、行けるときに行っておけ。

住み慣れた地域なら、どこにトイレがあるのかは把握しています。
しかし、海外に出ると、そこは初めての土地です。
どこにトイレがあるのかわかりません。

有名どころのカウントダウンは、おむつが必須?

私は22歳のとき、意外な場所でおむつを使ったことがあります。
2003年の新年を、ニューヨークのタイムズ・スクエアで迎えようと思いました。
タイムズ・スクエアのカウントダウンは、世界でも大変有名です。

現金は、3カ所に分けることで、万が一に備える。

海外旅行の達人は、基本的にクレジットカードを活用するのが基本です。
紛失してもすぐ止められ、再発行ができ、クレジットカードの種類によっては保険が利くものもあるからです。
しかし、すべてのお店がクレジットカードに対応しているとは限りません。

スーツケースに鍵がかかっているからとはいえ、安心とは限らない理由。

「スーツケースにベルトを締めておけ!」
父が、海外旅行に行く私にいつもかける言葉です。
父は現役のころ、仕事の都合で頻繁に海外に行くことがありました。

ホテルの目覚まし時計やモーニングコールは、頼れるようで頼りにくい。

シンガポールに一人旅をしたとき、困ったことがありました。
帰国の飛行機の出発時間が「朝の6時半」です。
航空会社の都合で、その時間しか、便がありませんでした。

ホテルのフロントに貴重品を預けるからとはいえ、必ずしも安全とは限らない。

国内のホテルの経験ですが、大変ひやっとした経験がありました。
大事には至りませんでしたが「もしあのとき」と思うと、かなり面倒なことになっていた経験です。
20歳のころ、成田空港経由で、留学先であるロサンゼルスに向かおうとしていました。

パンフレットは、重要な情報ほど小さな字で書かれている。

旅行にパッケージツアーを利用する場合も多いことでしょう。
パッケージツアーは基本的に大変安く、観光バスに乗っているだけで、主要な観光地を回ってくれるのでとても楽です。
旅行の初心者には、まさにうってつけ。

規模の大きな海外旅行の場合は、面倒でもリコンファームをしよう。

社会人になって28歳の夏休み、久しぶりに実家へ帰郷しました。
久しぶりに家族で過ごし、しばらくして東京へ戻ろうと東京へ向かう深夜バスに乗ろうとしたときのことです。
添乗員に切符を渡すと「おや。おかしいなあ」と言い始めます。

タクシーは、乗る前に所要時間と料金の確認をしておく。

タクシーを使う場合は、法外な金額を請求されないように注意が必要です。
しかし、タクシーは乗ってみないとわからない部分があります。
また、タクシーでのトラブルは必ずしも人が原因とは限りません。

笑顔で話しかけてくるからとはいえ、いい人とは限らない。

初めてニューヨークに降り立ったとき、にこにこしながら早足で近づいてくる人がいました。
初めてのニューヨークで土地に不慣れな私は、右も左もわからず、わらにもすがる思いでした。
突然、立派な服装をした1人の黒人男性が近づいてきました。

3週間前からチェックリストを準備し、1週間前からパッキングを始める。

海外旅行では、数多くの持ち物が必要です。
パスポート・財布・クレジットカード・洋服。
そのほか、ガイドブック・目覚まし時計・薬類。

海外旅行では、水はお金を出して買うのが基本。

外国へ旅行したとき、水道水を直接飲むのは厳禁です。
ガイドブックで安全が確認できている場合でも、ダメです。
見た目はきれいな水でも、必ずしも問題がないとは限りません。

現地の人のふりは、不便になり、むしろトラブルを引き起こしやすくなる。

ガイドブックの種類によっては、海外の泥棒の被害に遭わないために、ありがちなアドバイスを目にします。
「海外旅行者とわからないような身なりや行動を心がける」というたぐいのアドバイスです。
海外旅行者とわからなければ、現地の泥棒の被害にも遭いにくくなります。

不慣れな土地で、道を聞くときに頼りたい、3人とは。

国内とは違い、海外旅行は、完全に右も左もわからない場所を歩くことになります。
ガイドブックで解決できればいいですが、現地の人に聞くこともあるでしょう。
そういうとき、多少の英語がわかれば、現地の人に聞くのも手です。

バッグを肌身離さず持ち歩くだけで、泥棒被害は激減する。

海外旅行では、手持ちのバッグを肌身離さず持ち歩くようにしましょう。
母国と同じ調子で行動していると、思わぬ被害に遭ってしまいます。
たとえば、いつもの癖で、バッグを隣の椅子の上に置いていると、気づいたらなくなっていることがあります。

やむなくバッグを手放すときは、両足に挟む。

いかなる状況でも、完全に肌身から離さないのは泥棒からの被害を防ぐ基本です。
しかし、バッグを手放さなければならない状況もあります。
大きなバッグを手に持ったまま、クレジットカードのサインは難しいことでしょう。

物をなくすのは、必ずしも泥棒による被害とは限らない。
自分の不注意は、もう1つの紛失の原因。

自分の失態のせいで、韓国でパソコンを紛失しそうになったことがあります。
3年半のアメリカ留学生活を終え、日本へ帰国するときのことです。
ロサンゼルスから日本に帰るとき、韓国経由で帰ることにしました。

生理的我慢から解放されるトイレほど、不注意が起こりやすい場所はない。

トイレに行ったとき「これ、誰かの忘れ物なのかな」というものに出会ったことはありませんか。
洗面台や個室に、バッグ・メガネ・ハンカチ・手帳が置かれている場合があります。
「ああ。誰かが置き忘れたのだろう」と思います。

見落としやすい、営業時間と営業日。

一人旅では、すべての行動が自由です。
たとえパッケージツアーでも「自由時間」を一部に設けているツアーも多いことでしょう。
「おや。ここが気になる。ぜひ行ってみたい!」

旅行で直行便をおすすめする、2つの理由。

海外旅行では、国内旅行に比べ、長い距離を移動します。
飛行機を選ぶ場合「乗り継ぎ便」と「直行便」の2種類があります。
渡航先の都合で、乗り継ぐしか移動手段がない場合は仕方ありません。

海外旅行で「衝動買い」と「買いすぎ」を防ぐ、うまい工夫。

海外旅行では、すべての人に発生しやすいトラブルがあります。
「衝動買い」と「買いすぎ」です。
海外旅行に行けば、絶対に興奮します。

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