旅慣れた海外旅行の達人ほど「現金は持たない主義」の人が多い。
旅の達人ほど、クレジットカードの力を最大限に活用するためです。
もちろんまったく現金を持たないわけではありません。
まれにクレジットカードが使えないお店もありますから、そういうところに備えて、多少の現金は持参します。
しかし、やはり買い物の中心はクレジットカードで済ませようとします。
現金を持たないメリットだけではありません。
単なる1枚のカードとはいえ、秘めたる力があります。
海外において、ホテルやレストランなど、達人はクレジットカードを積極的に使おうとします。
なぜかというと、お店の人からも信用されやすいからです。
そもそもクレジットカードというのは、誰でも手にできるものではありません。
審査があります。
借金になりますから、手に入れる前には職種・勤続年数・家族構成・年収など、詳しくチェックされます。
その審査にパスした人が、初めて手にできるものです。
クレジットカードを持っている時点で「私の職歴と収入は安定しています」という第三者からの証明になります。
いわば「ステータスカード」。
これはお店の人にとっても安心です。
お店の人も、商売です。
クレジットカードで、一定の経済力を保証している人のほうが、安心して接することができるのです。