普段、散歩で10,000歩も歩ける人は、並たいていのことでは足腰が筋肉痛にはなりません。
それだけ歩けるというのは、すでに足腰が鍛えられているというなによりの証拠。
と言いたいところですが、必ずしもそうとは限りません。
実は10,000歩歩ける人でも、ほんの少し歩き方を変えてもらうだけで、次の日、筋肉痛になることがあります。
その歩き方とは「大股」です。
いつもより、歩幅を広げて歩きます。
いつもどおり10,000歩で筋肉痛にならなくても、大股で10,000歩歩くと、筋肉痛になるのは珍しいことではありません。
大股に歩くと、使われる筋肉の領域が広がるためです。
普通に歩くだけなら、主に下半身の筋肉が中心ですが、大股で歩くと、使われる領域が上半身にも及びます。
腹筋や脇腹あたりの筋肉です。
これは足を大きく広げようとすることで、上半身はそれだけ不安定になります。
そこで、上半身を支えようと腹筋や脇腹の筋肉が使われ始めます。
今まで眠っていた筋肉を急に使い始めますから、筋肉痛になるのは当然です。
この大股という歩き方は、ウォーキングダイエットでは重要です。
腹筋と脇腹の筋肉が鍛えられると、ウエストが引き締まります。
女性には、シェイプアップの効果がありますから嬉しいことでしょう。
また、使う筋肉が広がるということは、消費カロリーも増えるということです。
短時間でさらに多くのカロリー消費ができるようになり、ウォーキングダイエットがより効果的になるのです。