40代や50代の人でも、健康面にまったく問題ない人がいます。
さぞ、運動を毎日欠かさずにしているのだろうと思うでしょう。
そういう人に「何か特別な運動でもされているんですか」と尋ねると、やはりスポーツを趣味としていることが多いようです。
「山登りという趣味」
「週末はテニスをしている」
「毎日欠かさずウォーキングをしている」
しかし、中には、意外な答えが返ってくることがあります。
「いいえ、特に何もしていません」と言う人がいます。
しかもそういう人は多い。
そういう人がまれにいます。
「そうか。運動しなくても病気にならない体なのか。羨ましいな」
そう思います。
しかし、違います。
そういう人は、何も運動をしていないわけではありません。
普段の生活でよく歩いているだけです。
仕事に集中していれば、自然と体を動かすことになります。
職種にもよりますが、調べ物をするために本屋に出向いたり、人と会うために営業に回ったりします。
椅子に座って集中する作業なら、気分転換で歩くことも多いはず。
家事や洗濯も本腰を入れていると、1日で結構歩くはずです。
歩いて買い物に出かけたり、庭掃除で体を動かしたりなど、普段の生活の中で自然と体を動かしたり、歩いたりする機会がある。
そういう人は、もはや歩いて運動することが当たり前すぎて、特別なことという認識はありません。
だから「運動は何もしていません」と答える。
これは素晴らしいことです。
日常の家事を一生懸命にこなすだけで、日常の中にうまく運動を取り込めます。
健康は維持できるのです。