子どもに自信をつけさせるためには、やはり子どもが自信をつけるような成功を経験させるのが一番です。
親が子どもに「できる。大丈夫」と励ますことで、湧き上がる自信もあります。
私の場合、親からの力強い言葉で励まされ、勇気をもらった経験が数多くあります。
しかし、本当に効果があるのは、やはり実際に成功体験をすることです。
実際に何かに挑戦して「できた!」という成功を積み重ねることで、身につくようになります。
大きな自信は、いきなり身につくものではありません。
小さな自信をいくつも積み重ねて、次第に大きくなります。
では、その小さな自信をどこで経験するのか。
それは外で遊んでいると、自然と得られることです。
外に出て、自分が興味のあることを見つけ、楽しむだけでいい。
野原を飛んでいるチョウを網で捕まえるのは、小さな成功体験です。
砂場で大きな山を作るのも、小さな成功体験です。
たとえ、川の浅瀬で小さな魚を捕まえることでさえ、小さな成功体験です。
外で思う存分遊ぶことで、小さな成功体験は、自然と積み重ねることができるようになります。
子どもは次第に自分に自信をつけていくようになります。
「やったぞ!」「できたぞ!」という遊びによって体得します。
「やればできる」という自信をつけるようになります。
この自信があれば、もちろん勉強でも生きてきます。
勉強で難しいところがあっても、遊んで試行錯誤の末にうまくできた経験があると「やれば何とかできるだろう」と思えるのです。