執筆者:水口貴博

子どもの「外遊び」のすすめ

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とりあえず行動していれば、自然と話は広がっていく。

とりあえず行動していれば、自然と話は広がっていく。 | 子どもの「外遊び」のすすめ

ときどき読者のかたから「次から次へとよく書くネタが出てきますね」と言われることがあります。

実は、私も「よくこれだけ書くよな」と思っています。

次から次へとネタが出てくるのは、私にとっても不思議な感じです。

出そうと思って出しているわけではありません。

なぜか、急に出てきます。

書いているうちに「こういう方法もあるな。そういえばこういうのもある。ほかのやり方もあるなあ」と、考えが広がります。

広がって、止まらなくなります。

その結果、次々と自然と出て、気づけば何百何千と出ています。

量の多さに驚いているのは、読者より、実は私かもしれません。

クリエイティブな仕事は椅子に座ってじっとしていると出てくるようなイメージがありますが、実際は違います。

手や足、頭を働かせているときに、自然と「こうしてはどうだろうか」という発想が、急に出てきます。

何かをやり始めたら、自然と話が大きく膨らむものです。

たとえば、好きな洋服を買いにデパートに行くこともあるでしょう。

たいてい、ほかにいい服を見つけてしまい、2着も3着も買ってしまう。

そうするうち、デパートに来たついでだからと、靴やカバンを見て回ったりしてしまいます。

初めはまったく頭の片隅にもなかったことが、行動しているうちにやる気が出て、話も大きくなり、行動が広がります。

椅子に座って「話を広げよう」と思っても全然広がらないのに、手足を動かし、頭を動かすうちに、自然と広がります。

とにかく体を動かす。

とにかく好きなことをやってみる。

すると、当初、思っても見ない現実が、次々と発生します。

人生は、思っても見ない方向へ動き始めるのです。

子どもの「外遊び」のすすめ(4)
  • とにかくやり始める。
現代は豊かだ。
それをわからせるには、野外キャンプの体験が一番。

子どもの「外遊び」のすすめ

  1. 外遊びには、子どもが生きる力に必要な要素がすべて備わっている。
  2. 家の中のゲームだけでは、生きる力を身につけられない。
  3. 自信は、外で遊んでいれば、自然と身につく。
  4. とりあえず行動していれば、自然と話は広がっていく。
  5. 現代は豊かだ。
    それをわからせるには、野外キャンプの体験が一番。
  6. 進んだ現代社会だからこそ、昔の遊びを教える価値がある。
  7. 力任せでは勝てない昔のゲームでは、慣れた大人ほど有利になれる。
  8. 四季のある日本だからこそ、特に外遊びはおすすめ。
  9. なぜ大都会ほど、大自然があるのか。
  10. 自然の音を聞くと、子どもは強く育つ。
  11. 旅行が難しいなら、せめて日帰りのピクニックくらいならできるはず。
  12. 犬と散歩しているときに、口喧嘩は起こらない。
  13. 畑仕事を手伝わせると、不思議と味覚が研ぎ澄まされる。
  14. スポーツは、体の運動だけではない。
    脳の運動でもあった!
  15. 団体競技はどれも、頭を鍛える頭脳ゲームだ。
  16. 免疫力を高めるためには、清潔すぎてはいけない。
  17. 部屋の中は、刺激が限定されやすい。
  18. 「スクリーンで見る立体」と「現実世界の立体」は、脳には似て非なるもの。
  19. どんなにテレビが進化しても、現実世界の刺激にはかなわない。
  20. エアコンは、人の生活を便利にする。
    しかし、頼りすぎると不便にする。
  21. 国語の読解力は、経験が豊富なほどイメージが鮮やかになる。
  22. 体験を優先すると、必ず後で追い上げる力になる。
  23. 立って歩けるようになれば、外遊びをしてもいい時期。
  24. 子どもが泥んこになって帰ってくるのは、一生懸命に外で遊んで帰ってきた証拠。
  25. 真っ暗闇だからこそ、あらゆる怪物をイメージさせられる。
  26. なぜ、ウォーキングマシンは、続きにくいのか。
  27. 門限があるから、遊びの密度が濃くなる。
  28. 私たちには「新しい刺激に触れて、自分の領域を広げたい」という野心と冒険心が眠っている。
  29. 子どもの持ち物に名前さえ書いておけば、迷子になっても怖くない。
  30. 成長のために「遠くへ行ってみたい」と思う子ども。
    安全のために「遠くへ行くな」という親。
    この矛盾が問題だ。

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