「かわいいな」
「しぐさが愛くるしいなあ」
「いい毛並みだ」
このように飼い主の多くは、犬へ熱い視線を送っている場合が多いのではないでしょうか。
たしかにかわいい犬の姿や動きには、愛くるしさを感じてうっとりしてしまい、見つめてしまうものです。
しかし、これを続けていると、主従関係に影響する可能性があります。
先生と生徒の立場で考えればわかりやすいことでしょう。
生徒が先生をじっと見つめるというのは「先生のほうが上である。先生を尊敬しています」という表れでもあります。
見られる側の立場が高いように感じるのは、テレビに映るアナウンサー・芸能人・人気アイドルグループでも同じです。
飼い主が犬をじっと見つめてしまうと、犬は「尊敬されているぞ。自分のほうが立場は高い」と思うようになります。
かわいい気持ちがあるのはわかりますが、あまりに熱い視線を送りすぎるのもしつけの上ではよくありません。
アイコンタクトは、犬からさせるようにしましょう。
飼い主は「見る立場」から「見られる立場」になればいい。
本来の主従関係になれます。