一般的に愛犬へのしつけは、子犬のころほど、やりやすい傾向があります。
生後1カ月から3カ月の間は「社会化期」と言います。
もう少し幅を広げて、生後1年までを大きく「子犬」と考えればいいでしょう。
この時期は、犬の脳が柔らかく、さまざまな刺激を前向きに受け入れようとする傾向があります。
犬は警戒心が小さく、さまざまな経験も怖がらず積極的になります。
そのため、この時期に人・車・ほかの動物などと触れ合うと慣れるため、成長するにつれて性格が落ち着きやすくなります。
また、しつけも一度覚えれば、忘れにくくなるというメリットもあります。
人間の場合「3つ子の魂、百まで」という言葉がありますが、犬でも同じです。
犬も、幼いときに形成された性格は、成犬や老犬になっても変わりにくい傾向があります。
子犬のころの教育は、基本的な性格を形成する土台になります。
今飼っている犬が、まだ幼いなら、しつけをすべき絶好の時期です。
あらゆる刺激に対して門戸が開かれる今のうちに、多種多様な経験をさせてあげましょう。
若い時期ほど、多くの経験に触れさせるべきなのです。