のどかな散歩の途中、見知らぬ人とすれ違うことがあります。
犬がやんちゃな性格の場合、いきなり人に飛びつこうとする場合があります。
当然、危険が伴います。
いきなり人に飛びついて、噛んでけがをさせれば大変です。
また、飛びついて相手を転倒させてけがを負わせてしまうかもしれません。
相手がご老人なら、命に関わる場合もあります。
これは、ぜひやめさせるようにしておきましょう。
まず飛びつこうとしたとき、言葉で叱るのはやめましょう。
「こら!」と叱っても、言葉がわからない犬は「よし! 偉いぞ!」と褒められているのかと勘違いする可能性があります。
もし飼い主がかまってくれたと勘違いすれば、やめるどころか余計に飛びつこうとして、さらにエスカレートしかねません。
では、どうすればいいのか。
人に飛びつこうとしたら、無言で強めにリードを引っ張ってください。
「無言」と「強めに」というのがポイントです。
無言になることで、飼い主がかまっている印象を取り払います。
強めにリードを引っ張ることで「してはいけない」という飼い主からの意思表示を伝えることができます。
これを「人に飛びつこうとしても意味がない。面白くない」と思って、しばらく続ければやめるはずです。
人とすれ違っても、いきなり飛びつくようなことはなくなります。