飼い主が本を読んだりテレビを見ていたりすると、猫が飼い主に近づいて鳴き始めることがあります。
それも飼い主をじっと見つめながら鳴いています。
時には鳴きながら猫パンチをしてきたり、飼い主の膝に乗ってきたり、手を噛んできたりします。
明らかに何かを伝えようとしていることがうかがえます。
「トイレもしたし、ご飯もあげたし何の用だろう。ああ。こんなとき猫の言葉がわかればいいのに」
多くの飼い主は、猫が何を言わんとしているのかもどかしい気持ちになるでしょう。
猫が「遊び相手になってよ」とおねだりをしています。
1人で遊ぶのもいいですが、やはり遊ぶときには相手がいるほうが、ストレスも発散できますし楽しく感じます。
特に飼い主がじっとしているとき、こういうことがよくあります。
飼い主がテレビや読書をしていると、暇を持て余しているように見えるからです。
「暇があるなら遊び相手になってかまってよ」と思っています。
室内だけで飼っている猫なら、ほかに相手がいませんから、当然飼い主を遊び相手として求めてきます。
また飼い主が仕事や学校などで外出している場合、留守番をしている時間も長くなりますからストレスもためがちです。
ボールや新聞紙など暇つぶしになるものはありますが、やはり猫が一番喜ぶのは飼い主が相手になってくれることです。
リアクションを返してくれる人と触れ合うほうが、猫も楽しいです。
ストレスも発散しやすくなります。
わざわざ猫から指名されたときには、飼い主は嫌がらず、ボールや猫じゃらしで遊び相手になってあげるといいでしょう。
猫の頭や背中を優しくなでてあげるだけでもかまいません。