猫と一緒に暮らしていると、悩まされるのはにおいです。
特に「猫のにおい」より「排泄物のにおい」が気になります。
猫のおしっこは、少量にもかかわらず、においが強いと思いませんか。
一般的に、犬のおしっこより、猫のおしっこのほうが鼻につくはずです。
なぜ猫のおしっこの色やにおいが強いのでしょうか。
それは、そもそも水分を大量に摂取する習慣がないからです。
猫はもともと砂漠出身です。
そのため、少ない水分でも体内でうまく水分を節約しながら、消化活動ができる仕組みになっています。
少ない水分に多くの老廃物を凝縮させることになるため、尿は色もにおいも強くなる傾向があります。
心配性の飼い主なら、体調の異変と勘違いしてしまいそうですが、あらかじめ生まれつきのものと考えていいでしょう。
しかし、尿の色やにおいが濃いからとはいえ、必ずしも問題ないとは言い切れません。
本当に体調に異変があり、尿の色やにおいに変化が現れることもあります。
やはり飼い主としては、普段から猫のおしっこの色とにおいをよく観察しておくことが大切です。
普段どおりの色とにおいを確認しておき、普段と異なる点があれば、すぐ気づけるようにしておくといいでしょう。