犬とは違い、猫をなつかせるのは苦労します。
犬は比較的すぐなついてくれますが、猫はそうはいきません。
飼い主でもない人が普通に近づけば、逃げられることでしょう。
私も実家で、犬と猫とを同時に飼ったことがあります。
犬にはドッグフード、猫にはキャットフードを用意して、別々の器に入れて餌をやります。
そんなとき、不思議な光景を目にします。
基本的に成熟した猫は、なついてもらえるのに時間がかかります。
警戒心が強く、なかなか心を開いてくれません。
犬と違い、信頼関係を結ぶまでに何倍も時間がかかると思っていいでしょう。
私の実家周りは「わんわん」と「にゃあにゃあ」の2つの鳴き声がよく聞こえてくる環境です。
実家では犬を飼い、お隣の家では猫を飼っていたからです。
水口家は全員が犬好きでしたが、お隣さんは猫が大好きだったようです。
そもそも犬も猫も、祖先は同じです。
今でこそ見た目も泣き方も性格も異なりますが、はるか昔に遡ると同じ祖先にたどり着きます。
5,500万年前に、今のヨーロッパ地方あたりの森に生息していた「ミアキス」という動物が、犬と猫の祖先だとされています。
猫に悪いことをやってはいけないとしつけるとき、少しコツが必要です。
悪いことと言ってもたくさんあります。
テーブルの上に乗ってはいけない。
猫を飼っていると、つい「誤解」してしまいやすいことがあります。
猫の動きの特徴といえば、やはりいつもじっとしていることです。
「猫」というという名前の由来は、数多くの諸説があります。
もし猫を飼うなら、完全に室内飼いにするのが基本です。
アメリカでは、獣医師の間では「猫を外に出してはいけない」というのが基本になっています。
「完全室内飼いにするのはかわいそうだ」という意見もあるでしょうし、猫としても自由に動きたいのが本来の気持ちでしょう。
都会で猫を飼う場合、ほとんど完全室内飼いになるのがほとんどでしょう。
外出させてあげたくても、外は危険が多いため、難しいです。
屋外で飼っていると、トラブルでけがをしたり、ほかの動物たちと接触して病気をもらってしまったりすることもあります。
「だいぶ猫の体が汚れてきたなあ。そうだ、一緒にお風呂に入ろう」
猫の体が汚れてきたので、たまには洗ってやろうと思います。
しかし、水をかけるやいなや、嫌がるしぐさを見せるはずです。
「猫舌」という言葉を聞いたことがあることでしょう。
熱い物を飲み食いすることのできないことや、そういう人のことを指していう言葉です。
猫舌という言葉のとおり、猫は熱いものが大の苦手です。
「せっかく猫のために水を用意してあげたのに飲んでくれない」
そんな悩みを持っていませんか。
猫はえり好みが強くて、飼い主が与えたものを素直に食べたり飲んだりしてくれない場合が多かったりします。
猫が寝る場所といえば、お決まりの場所があります。
屋根の上、テレビの上、たんすの上、テーブルの上などです。
おや、何か共通点がありませんか。
猫が、突然、辺りをきょろきょろ見回し始めることがあります。
その視線の先に何かあるのかと目をやりますが、何もない。
それでも猫は、何かを追っているかのように、きょろきょろしています。
テレビを見ていると、いつの間にか猫も一緒にテレビを見ていることがあります。
「テレビの内容が理解できるのかな」と思います。
残念ながら、テレビの物語や人の言葉などを理解しているわけではないようです。
犬とは違い、猫はしつけに時間がかかります。
芸を覚えさせるなんて、難しいでしょう。
犬を使ったサーカス団は世界に数多くありますが、猫を使ったサーカス団はほとんどありません。
「猫鍋」という写真がブームになったことがあります。
鍋の中で身を丸くして、休んでいる猫の様子を撮影した写真や動画などが、テレビ、雑誌、インターネットで大賑わいです。
小さな鍋の中で休んでいる猫を見るとかわいらしく、見ているだけで癒されます。
ペットの体調管理も、飼い主の責任の1つです。
人間も体調が悪ければ、病院に行って診てもらいます。
早期発見ができれば、大事に至る可能性も小さくなります。
猫は、いつものろのろしたり、寝ていたりするので、体調を崩しているときにわかりにくいのが特徴です。
そういうときは、いかに普段からペットと接しているかの差が現れます。
普段からよく接していると、わずかな違いに気づきやすくなります。
「3つ子の魂、百まで」という言葉があります。
生まれて3年の間に形成された性格は、その後、年を取っても変わらないということです。
3年と言い切るには議論の余地がありますが、幼いころに培った性格がなかなか変わらないのは間違いありません。
猫は犬と違いしつけるのに、時間がかかります。
飼い主にとって、とりあえずきちんとしつけたいのは、トイレについてです。
室内のどこにでも糞をされると、飼い主としてもストレスになります。
猫にトイレをしつけることさえできれば、猫を飼うのは大半が楽になるといっても過言ではありません。
トイレをしつけるときには、一度決めた場所は、変更しないのが鉄則です。
トイレの場所を移動したがために、せっかく身についていたトイレの習慣が、うまくできなくなってしまうことも珍しくありません。
「新発売」という文字があれば、私たち人間はつい視線を向けてしまいます。
「何だろう」「気になるな」「一度くらいなら試し買いしてみようかな」と思います。
まだ味はわかりませんが、気になり、つい手が伸びてしまいます。
猫とほかの動物を同居させるときには、ポイントがあります。
動物好きな人は、猫のほかに、犬・ウサギ・インコなどを同時に飼うこともあるでしょう。
まず、幸いにも飼っている猫が生後間もない時期なら、比較的容易に慣れさせることができます。
食事の支度で台所を走っていると、猫が足元に飛びかかってくることがあります。
料理の支度をする邪魔をするかのようです。
また、少し急ぎの用があって猫の前で走ると、急に足に飛びつかれた経験をしたことがあるのではないでしょうか。
「ペットを飼うときに気をつけたほうがいいことは何ですか」
ペットショップのベテラン店員に聞けば、即座にアドバイスされることがあります。
「電気配線を噛ませないように保護したり、隠したりしてください」
猫と一緒に住んでいても、家を空けなければいけないときがあります。
仕事でやむなく遠くへ出張しなければならなくなり、家を1日空けることもあるでしょう。
猫を家の中で1人きりにさせるのはかわいそうだと思い、出張先の旅館やホテルに一緒に連れて行こうとすることがあります。
猫の大好物といえば、何を思い浮かべますか。
この問いに対して「魚」を想像する人が多いようです。
長谷川町子さんの代表作品『サザエさん』で登場する猫も、魚をくわえている様子がたびたび登場します。
旅行や出張のような家を数日間空ける特殊な状況を除いて、餌を出したままにするのはやめたほうがいいでしょう。
好きなときに食べるだけ食べてもらえればいいと思い、1日分の餌をまとめて与える飼い主がいます。
飼い主としては手間が少なくなり楽になりますが、猫は餌を食べる分量やタイミングがつかみづらくなります。
長年猫と付き合っている飼い主とお話しする機会があります。
そうしたとき、よく次のような言葉を耳にします。
「猫の声が、人の言葉のように聞こえる」