犬は基本的に、泳ぐのが上手です。
「犬かき」という言葉が存在するほど泳ぐのが得意です。
生後1カ月も経てば、誰に教わったわけでもなく、自然と泳ぐことができるくらいです。
犬は、水猟犬としての歴史があるからです。
人が池や湖の上で打ち落とした水鳥を、犬が泳いで取りに行き、飼い主のもとにくわえて持ってくる仕事をしていた時期があります。
そのためほとんどの犬は泳ぐのが上手です。
生まれつき泳ぎの本能を持ち合わせています。
一緒に犬と海に行って泳いだり、一緒にお風呂の湯船に浸かったりした思い出を持つ飼い主もいるのではないでしょうか。
「犬が泳ぐのがうまいなら、猫も上手に泳げるのでは?」
そう思って、猫も体を洗うついでに湯船に浸からせようとしますが、これはいけません。
おそらく、すぐ溺れるでしょう。
猫は犬と違い、泳ぐのが大の苦手です。
少しくらい泳げるどころか、まったく泳げません。
完全に金づちです。
猫は砂漠出身であり、猫の歴史の中で水を浴びたり泳いだりする経験がないため、水に慣れていません。
たまには体を洗ってやろうと猫を湯船に浸からせた瞬間、水を飲んでしまい、即死してしまうこともあります。
猫には絶対泳がせないこと。
また、数カ月に一度猫の体を洗うときには、湯船ではなく、シャワーで済ませるようにしましょう。
シャワーさえも嫌がるなら、大きめの洗面器にぬるま湯を入れて、その中で洗うようにしましょう。