ご家庭でミカンを食べることもあると思います。
食事のデザートでミカンを出す家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、ミカンの皮をむくやいなや、猫が驚いたように飼い主から離れることがあります。
どうしたんだろうと思って、猫に近づくとまた逃げられ、抱かせてさえもらえなくなる。
そんな経験はありませんか。
猫は、ミカンのにおいが大の苦手です。
ミカンに限らず、リンゴ・レモン・グレープフルーツなど「柑橘系のにおい」は苦手です。
ミカンをむくやいなや飼い主から驚いて逃げたのは、皮をむいたときに、ミカンの汁が飛び散ったのでしょう。
ミカンのにおいが手についたので、飼い主が近づいても逃げてしまい、抱いても嫌がって逃げようとしたのです。
人間にはすがすがしい気持ちにさせてくれる柑橘系の香りは、猫には不快な気持ちにさせる悪臭です。
人と猫とで、こうも感じ方が違うのですね。
また一般的に、ミカンを食べた後は、飼い主から離れたがります。
ミカンの皮をむいたときに、手や爪などにミカンのにおいが付着しているからです。
「今日に限って、猫に煙たがられるなあ」
そんなとき、もしかして飼い主は、柑橘系の果物を食べた後かもしれませんね。
猫と一緒に暮らすなら、ミカンの皮をむいたときにはきちんと手を洗ったり、歯を磨いたりなどすればいいでしょう。