ときどき街を歩いていると、おかしな光景を目にします。
肥満体型であるにもかかわらず、明らかにサイズが合っていないぴちぴちの服を着ている人がいます。
腰のあたりから肉がはみ出ています。
そんな体型ですが、見てくれと言わんばかりに露出やボディーラインのわかる服を着ている人がいます。
「太っているのに着るのが恥ずかしくないのか」
「サイズが全然合っていないしかっこ悪い」
「あの人は鏡で自分の姿を見たことがないのか」
そう思いますが、逆です。
恥ずかしいから着ています。
「こんな恥ずかしい姿を見られたくない。早く痩せたい」
そういう気持ちを、ダイエットへの意欲へ変えています。
恥ずかしいシチュエーションに身を置くことで、自分を引き締める効果を出しています。
また、そういう心がけを続けてダイエットを続けていくうちに、次第に痩せていきます。
痩せれば、始めはサイズが合わなかった服も、ちょうど合うようになります。
おそらくそのサイズの合っていない服を着ている女性は、数カ月後にはスリムになっていることでしょう。
サイズの合わない小さな服だからこそ得られる特別な効果があります。
スリムな人は初めからスリムではありません。
スリムになるように、わざと恥ずかしい状況に身を置いて、自分を引き締めています。
体を引き締める前に、まず心から引き締める必要があるということなのです。