夢を持つ話をすると「日本一」「世界一」を連想する傾向があります。
もちろんそういう環境や機会に恵まれた人はそうすればいい。
テレビや雑誌で注目を浴びているのは一番になった人ばかりなので、自然とそういう発想をしてしまうのでしょう。
しかし、必ずしも一番にならなければいけないわけではありません。
よく考えてみましょう。
自分のためになることは、金メダリストにならなければ、達成できないでしょうか。
他人の役に立つために、日本一にならなければ役に立てられないでしょうか。
社会に貢献するためには、世界一にならなければ実現できないことでしょうか。
いいえ、どれも一番になる必要はありません。
もちろん一番に近いほど効果も大きくなりますが、そうである必要はありません。
5番や10番でもいい。
100番でも1,000番でもかまいません。
大切なことは「自分を生かしきっているかどうか」です。
自分の好きなことや得意なことを、自分・他人・社会のために十分生かしていればいい。
それで、すでに目的は達成できています。
夢の途中でありながら、次々と夢を達成しています。
あなたは太陽のような輝きを、周りに与えているということです。
宇宙には、太陽より明るく輝いている星があります。
明るさから言えば、太陽は広い宇宙の中では、100番目かもしれません。
1,000番目かもしれませんし、それ以下かもしれません。
しかし、太陽は自分より明るい存在があっても気にしていません。
今の自分ができる最大限の輝きを保っています。
太陽は太陽らしく輝くことで、自分と周りを明るく照らしています。
輝いている瞬間、すでに夢を達成できています。
個性が発揮でき、自分・他人・社会のために生かされていれば、一番になる必要はないのです。