「よし! 全力で頑張るぞ!」
初めから気合を入れすぎる人がいます。
アクセル全開なのはいいですが、ずっと続くわけではありません。
長距離走を、短距離と同じペースで走っていたら、すぐ息切れを起こしてしまいます。
ペースはすぐ落ちて、途中で棄権してしまうことになるでしょう。
長距離とはいえ、決まったペースはありません。
ペースは、ゴールまでの距離によって変わります。
ゴールが近ければ近いほど、ペースも速くなります。
一方、ゴールまでの距離が遠ければ遠いほど、ペースもゆっくりになります。
途中で棄権しないようにするためです。
完走には、走るペースの調整が必要です。
あなたが掲げている夢はどのくらいの距離がありますか。
その距離に応じて、適切なペースを考えましょう。
夢が近ければ、ペースは速くてもいいでしょう。
しかし、夢が遠くにあるなら、最初から全力で走るのは注意が必要です。
遠くにある夢ほど、初めはゆっくり走り始め、ペースもゆっくりにします。
大切なことは「走り続けること」です。
これに勝る力はありません。
夢を達成するために、決まったペースはありません。
夢までの距離で、ペースが決まります。
遠くにある夢であるほど、おのずからペースもゆっくりになるはずです。
ゆっくりしたペースに、罪悪感を持たないことです。
ゆっくりなのはいけないことだと思い、むやみにペースを上げるから挫折します。
大切なことは、毎日ゆっくりでもいいから、続けることです。
継続は、必ず力になるのです。