「将来はお金が心配だ」
「家が心配だな」
「老後が不安だ」
将来が不安なのは誰でも同じです。
もしものことがあったときに、誰が助けてくれるのだろう、誰が保障してくれるのだろうかと不安になります。
特に金銭面です。
お金があれば、最低限何とかなりますが、お金がなければ最低限何とかなりません。
頼る対象を求め、頼ります。
親に頼る。
会社に頼る。
国に頼る。
たとえ、頼れる対象があっても、できるだけ自分に頼ることです。
誰かに頼っても、そのリスクはコントロールできません。
たとえば、親に頼る場合はどうでしょうか。
親に頼ると言っても、親も人間です。
いつかは必ず死を迎えるときがやってきます。
親がいないと生きていけない人は、親が死ねばその人も生きていけなくなります。
親がいないと生きていけないのは、子どもの時期だけにして、大人になれば自立することです。
会社に頼るのも、もはや過去の話です。
年功序列・終身雇用は崩壊し、会社にいてもいつ首を切られるかわかりません。
国に頼っている場合はどうでしょうか。
日本が、50年後、まだあるとは限りません。
もしかしたら50年後には、ほかの国に占領され、存在しないかもしれません。
過去の歴史を振り返れば、国の占領や支配は何度も繰り返されています。
そういう話は、笑い話ではありません。
お金持ちのリスク・コントロールは、他人に頼るより、自分でコントロールします。
自分でリスク・コントロールをするほうが、決断や行動が速く、融通が利くからです。
頼れば頼るほど、筋肉と同じように、あなたの脳も衰えます。
壁に寄りかかったり椅子に座ったりばかりしていると、足腰が弱ります。
同様に、あなたも誰かに寄りかかっていると、いつの間にか足腰が弱り、自分の足で立てなくなります。
頼らない人になることです。