私の母は、キレることはありません。
水口家で家族旅行に行ってトラブルがあっても、前向きに受け止めてしまいます。
家族旅行では、団体行動ですから、小さなトラブルがあるものです。
しかし、母は、どんなにいらいらするようなことがあっても「いい思い出になった」と言います。
それを聞くと、息子ながら「たしかにそのとおりだな」とほほ笑んでしまうのです。
家族旅行でのトラブルは、むしろよい思い出へと変わってしまいます。
変わった経験ができたのですから「これでよかった。よい思い出ができた」と思えばいいのです。
何事も、受け止め方が大切です。
いらいらしたと受け止めれば、いらいらした思い出になります。
しかし「いい思い出になった」と受け止めれば、苦い経験も、よい思い出に変わってしまいます。
いらいらした出来事は、いい思い出になったと考えてしまいましょう。
受け止める心が変われば、現象そのものが変わってしまいます。