「楽しい思い出」と「つらい思い出」のどちらを作りたいですか。
おそらく、ほとんどの人が「つらい思い出より、楽しい思い出を作りたい」と考えるでしょう。
楽しい思い出は、楽で面白いイメージがあります。
つらい思い出は、大変で苦しい印象があります。
では、つらい経験を避けて、楽しい経験だけすれば、人生はバラ色になるのでしょうか。
過去を振り返り、いい思い出を思い出してみましょう。
3年前くらいを目安にして、どのような経験が、いい思い出になっているでしょうか。
おそらく思い出すのは、つらい経験ではないでしょうか。
苦しかったり、大変だったり、悲しかったりした経験です。
3年前のつらい経験は、今となっては、いい思い出です。
ひどい経験によって、大切なことに気づき、成長することができました。
おや、気づきませんか。
つらい思い出が、結果として、いい思い出になっています。
人生は不思議です。
経験しているときは「嫌だ、つらい、苦しい」と思っても、時間が経つにつれて、いい思い出に変わります。
いい思い出とは、楽しい経験ではありません。
本当にいい思い出とは、つらい経験です。
楽しい経験よりつらい経験のほうが、いい思い出になります。
きっと今も、つらい経験をしていることでしょう。
つらい経験ほど、ためになります。
記憶にも深く残ります。
3年後には、いい思い出になっているのです。