あるところに読書が趣味という女性がいました。
休日たっぷり読書を楽しむ予定でしたが、夫が自宅でDIYをやりたいと言い始めました。
DIYの音があったり、家の中をうろちょろされたりすると、読書に集中できません。
仕方なく読書を諦めるのかと思いきや、女性は別の方法を採りました。
近場の公園に移動して、ベンチで読書を楽しんだのです。
公園のベンチは、気持ちよく読書を楽しめる場所の1つです。
開放感があって、いつもと違った雰囲気で楽しめます。
美しい青空があったり、気持ちのいい日光浴を楽しめたりできます。
公園で読書の時間を過ごすことで、有意義な休日を満喫したのです。
あるところにキャンプ愛好家がいました。
キャンプが大好きで、日頃からよくキャンプを楽しんでいます。
そんなある日のことです。
キャンプに行く予定だった日、不運なことに台風が直撃して、キャンプ場が閉鎖となりました。
さすがに台風の中でキャンプというわけにはいきません。
しぶしぶ諦めるのかと思いきや、その人はユニークな方法に打って出ました。
なんと室内でキャンプを始めたのです。
家の中でテントを張りました。
自宅でキャンプ飯を作りました。
もちろんガスや電気は一切使わず、野外キャンプさながらに調理です。
自宅に居ながらにして、キャンプを満喫したのです。
インドア系の趣味は、屋内で楽しむものだと思っていないでしょうか。
アウトドア系の趣味は、屋外で楽しむものだと思っていないでしょうか。
いいえ、それは誤解です。
あらためて考えると、インドア系の趣味でも、屋外で楽しめるケースがあります。
たとえば、読書や音楽鑑賞は、屋外でも普通に楽しめますね。
絵画、筋トレ、編み物、ヨガ、ピラティスなども、屋内というイメージがありますが、実は屋外で楽しめます。
屋外で楽しむと、違った雰囲気で楽しめ、リフレッシュやストレス解消の効果もアップするのです。
アウトドア系の趣味でも、屋内で楽しめるケースがあります。
ウォーキングやランニングも、自宅にトレッドミルがあれば可能です。
ゴルフは、自宅に広いスペースがあれば、スイングの練習ができます。
旅行も、バーチャル観光やオンラインツアーを活用すれば、旅行気分を味わえるでしょう。
完全に同じとまではいかないまでも、近い状態で楽しめることがあります。
「インドア系の趣味」「アウトドア系の趣味」といいますが、どちらも固定観念にすぎません。
名前にとらわれず、自由な発想をしてみてください。
インドア系の趣味でも、その気になれば屋外で楽しめるし、アウトドア系の趣味でも、その気になれば屋内で楽しめます。
趣味の楽しみ方がぐっと広がるのです。