執筆者:水口貴博

新入社員が入社3年間に心がける30のこと

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入社3年間は「貯金」より「自己投資」に比重を置く。

入社3年間は「貯金」より「自己投資」に比重を置く。 | 新入社員が入社3年間に心がける30のこと

新人時代である入社3年間に貯金をする余裕はありません。

初めて社会に出て、初めて仕事をする時期です。

たくさん学ぶことがあり、学ばなければならないことが山ほどある時期です。

時間に余裕もなければ、お金に余裕もありません。

勉強するために時間も必要です。

もちろんお金も必要です。

「将来のために貯金をしたい」という気持ちはわかりますが、入社して最初の3年間くらいは忘れたほうがいい。

心配する気持ちがあるなら「貯金」より「自己投資」のほうが賢明です。

本当に将来のことを考えるなら、自分磨きのために自己投資をするはずです。

仕事に必要な知識を学ぶために本を読んだり、社会セミナーがあれば積極的に出席したりします。

経済感覚を養うために新聞を毎日読む。

さらには人としても魅力を高めるために、映画を見たり、習い事をしたり、英会話を習ったり、旅行をしたりなどです。

しなければいけないことは、まさに山積みです。

そうした蓄積こそ、お金を貯める以上に確実な安定をもたらします。

最初のスタートダッシュは、社会生活の中で最も重要な時期です。

それが入社してから3年間です。

自分を磨くためには、多少なりともお金は必要です。

若い時期は給料も少ない。

しかし、学ぶことはたくさんあり、勉強する時間もお金も惜しいくらいです。

そんな時期に貯金をしている人は、実のところ「何も勉強していない人」ではないでしょうか。

偉人や有名人の若いころの話では「昔は貧乏だった」という言葉が、必ず決まり文句になっています。

お金を稼ぐような実力を身につけられたのも、貧乏を覚悟で自己投資を積み上げた結果です。

自分磨きにお金を投資していたから、当時はまだ貧乏だったわけです。

「貯金をして有名になれました」という話もあり得ません。

貯金をしていては、技術も知識も知恵も、何も身につかないからです。

貯金を積み上げた結果、実力がつくことはありません。

若いころに貯金をしていては、余裕を作るどころか、むしろ余裕をなくしてしまいます。

せめて入社してから3年間くらいは、貯金のことは忘れ、一心不乱に勉強することです。

入社したばかりの時期に、守りに入るような節約は、逆に自分の首を絞めてしまいかねません。

貯金を心がけていると、何もしないことを心がけることになります。

「貯金=何もしない」です。

最も成長の盛んな入社3年間に、それだけは避けてほしい。

入社3年間に勉強しなくて、いつ勉強するのでしょうか。

自分のお金でたくさん勉強をして、自分を磨くことが大切なのです。

新入社員が入社3年間に心がけること(19)
  • 入社してから3年間は「貯金」より「自己投資」に比重を置く。
仕事にも「鮮度」がある。
頼まれた瞬間から始めよう。

新入社員が入社3年間に心がける30のこと

  1. 入社3年間にできた差は、後から取り戻せない。
  2. 人付き合いこそ、一番の課題。
    人間関係に苦労は、当たり前。
  3. 基本言葉、言い忘れていませんか。
  4. 仕事の仕方を徹底的に極める。
  5. 新人時代は、アクセル全開でいい。
  6. 新人のうちは、どんな仕事でも引き受ける。
  7. ウォーミングアップがないと、仕事ははかどらない。
  8. 入社3年間は「新人です」というセリフに要注意。
  9. 球拾いは、雑用ではない。
    立派な勉強なのだ。
  10. 小さな実績をこつこつ積み上げて、大きくする。
  11. 任された雑用のトップになろうではないか!
  12. 抽象的を卒業しよう。
    社会人からは、具体的が大切。
  13. 報告・連絡・相談は、言われる前に言う。
  14. 世間知らずの状態から抜け出そう。
  15. 偏りのある情報から抜け出そう。
  16. 頭だけで考えない。
    トライして、失敗して、体を通して学ぶ習慣を持つこと。
  17. 仕事の依頼が来るまで、席でじっと座ってばかりになっていませんか。
  18. トイレ掃除は、人間の内側が見える仕事。
  19. 入社3年間は「貯金」より「自己投資」に比重を置く。
  20. 仕事にも「鮮度」がある。
    頼まれた瞬間から始めよう。
  21. 得意な分野を作ろう。
    仕事には「波及効果」がある。
  22. 実績は、姿勢によって作られる。
  23. 失敗をしたときの対応によって、成長の差ができる。
  24. 師匠を見つけると、スピード成長ができる。
  25. 仕事ができるようになるほど、上司は口を出してくる。
  26. もうこれからは迷わない。
    社会人からは、決断力をつけよう。
  27. 自分の体は1つ、取り換えはできない。
    仕事のしすぎには、要注意。
  28. 水のようになろう。
    「こだわり」は、仕事への障害となる。
  29. どんなシチュエーションでも、無礼講になってはいけない。
  30. 誰もが一度は考える。
    「仕事、辞めようかな」

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