趣味に打ち込んでいると、さまざまな情報を手に入れます。
知識やノウハウ、スキルアップに役立つ情報、発表されたばかりの最新情報。
自分から調べて知った情報もあれば、偶然知った情報もあるでしょう。
なかには苦労して手に入れた貴重な情報もあるかもしれません。
このとき、そうした情報を独り占めにする人がいます。
自分が知っている情報は公開しません。
その割に、相手から情報を得ようとします。
苦労して得た情報なのだから、誰にも言わず、秘密にしておきたいと思っています。
自分の持っている情報は自分のものと考えているのです。
情報を独り占めしていると、周りから孤立して、趣味の楽しみや上達の妨げとなります。
ギブがなく、テイクばかりの人は、良い印象を受けません。
仲間との間に壁ができてしまい、相手から入ってくる情報も少なくなります。
自分一人が知っていれば、他の人を出し抜けると思う人がいますが、大きな誤解です。
特別な情報だと思っているのは自分だけです。
情報のほとんどは、自分が思っているほど特別なことではありません。
普通に調べればわかることばかりです。
少なくともネットで検索して出てくる情報なら、誰でも知り得る情報であり、特別でも何でもありません。
最新情報も、時が経てば、普通の情報になります。
情報は、どんどん発信して、趣味仲間と共有するのがいいのです。
情報は、共有するものです。
自分が知っている知識やノウハウは惜しみなく公開します。
自分では普通の情報だと思っていても、ほかの人にとっては価値を感じてくれる可能性があります。
知識もノウハウも貴重な情報も、惜しみなく共有したほうが、情報交換が活性化されます。
役立つ情報であればあるほど喜ばれます。
貴重な情報であっても、どんどん共有したほうがいい。
たとえ苦労して手に入れた情報であっても、あっさり共有しましょう。
あっさり共有するのがかっこいい。
自分がすごいと思う情報だとしても、実際は知れているのですから、どんどん趣味仲間と共有したほうがいいのです。
心理学には「返報性の法則」というものがあります。
お返しをしたい心理のことです。
こちらが施した親切は、自分のところに返ってきます。
どんどん情報を発信・公開することで、自分のところにもどんどん情報が入ってくるようになります。
いろいろな人から「こんな情報があるよ」と教えてもらえることが多くなるのです。
惜しみなく情報共有したほうが、情報交換が活性化され、周りのためだけでなく、自分のためにもなります。
情報を惜しみなく発信・公開すると、それ以上を受け取ることになるでしょう。
情報は共有するためにあります。
趣味仲間との関係も深まるうえ、お互いに趣味を高めていけるのです。