時間を忘れて趣味に没頭するコツは「時計」にあります。
時計を見るのではありません。
時計を見ないのです。
趣味に打ち込むときは、できるだけ時計を見ないようにします。
趣味の魅力は、時間を忘れて没頭できることです。
没頭することで現実を忘れられ、趣味の世界に入ることで至福の時間を過ごせます。
にもかかわらず、時計があると、集中力の妨げになります。
時計が視界に入ると、自然と時間が気になってしまいます。
集中して楽しんでいても、時計が目に入ると、はっと我に返る感覚を覚えます。
「あっ、もうこんな時間!」と思うと現実に引き戻され、一気に興ざめするのです。
視界に時計があると、趣味の醍醐味の1つである「時間を忘れて没頭すること」が難しくなります。
高級レストランでは、お客さんから見える位置に時計が設置されていません。
それは「時間を気にせず、ゆっくり過ごしてほしい」という意味があるからです。
時計は時間の確認に便利なアイテムですが、その便利さが、逆効果を生むこともあります。
没頭や集中を大切にしたい趣味では、できるだけ時計を見ないように工夫するのが賢明です。
たとえば、デスクに置き時計があるなら、伏せたり逆向きにしたりにします。
腕時計をしているなら、趣味をしているときだけ外してみるのも一案です。
少なくとも「時間を忘れて没頭する」という点で言えば、時計は不要です。
時計はあってもいいですが、できるだけ視界に入らないようにします。
時間を忘れて趣味に打ち込むときこそ、至福の時間なのです。
さて、そうは言っても、趣味では時間の確認が必要なときもあるでしょう。
終了時間があったり、電車の時間を気にする必要があったりです。
時計を視界が入らないようにすると、現在の時間がわからなくなります。
時間の管理が必要なときは「アラーム機能」を利用しましょう。
没頭していても、音や振動で知らせてくれれば、スムーズに気づけます。
集中しすぎて、うっかりスルーするといったトラブルを防げるのです。