楽しみをアップさせるコツは「予備知識」です。
映画、美術、演劇、ドラマ、ミュージカル。
もちろん予備知識ゼロでも楽しむことはできるのです。
完全に初見なので、まっさらな状態で楽しめます。
見ているだけでも楽しいし、普通に充実した時間を送れるでしょう。
内容はわからなくても、ビジュアルや雰囲気だけでも楽しめるはずです。
しかし、しっかり楽しむなら、やはり予備知識はないよりあったほうがいいのです。
予備知識がないと登場人物の名前や関係性など、その場で一から覚える、一から理解する、という状況になります。
「名前を覚えるのにやっと」「話について行くのにやっと」という状態となり、余裕がありません。
そして途中で話について行けなくなります。
「なんだかよくわからない」という状態となり、楽しさが半減するのです。
予備知識がないと、楽しいことも楽しめないという状況も起こりえます。
やはりきちんと予習をして予備知識をインプットしておくほうが断然楽しめます。
時間の許すかぎり予習をしていきたい。
たとえば、映画館に映画を見に行くなら、きちんと予習をしてから足を運びます。
あらすじ・登場人物・相関関係など、ネタバレがない範囲でチェックして、頭に入れておきます。
完璧に覚える必要はなく、さらっとチェックするだけで十分です。
あらすじや登場人物の名前を知っておくことで、映画の世界にすっと入り込めます。
美術館に行くときも、やはり予習をしておくのがおすすめです。
ゴッホの展覧会に行くなら、ゴッホについての簡単な予備知識を身につけておくのがいいでしょう。
どんな絵を描いて、どんな代表作があり、どんな生涯を送ったのか、大まかにつかんでおきます。
ゴッホの生涯や作品の特徴など一定の予備知識があれば、展覧会をより一層楽しめるようになり、吸収力も高まるのです。
映画や展覧会に限った話ではありません。
演劇・ドラマ・ミュージカルでも、予習・予備知識の重要性は同じです。
ほんの少しの予習で、楽しみがぐっと倍増します。
たった5分の予習で、2時間の鑑賞の質が上がるのですから、やらなければ損なのです。