仕事ができない人は、一生懸命仕事をしているふりをします。
集中しているときはじっとしていることが多いため、見方によっては怠けていると見られることがあります。
じっとしていると周りからサボっていると誤解されるので、とりあえず動きだけでも大げさにします。
大げさに机の引き出しを開け閉めする。
慌てた様子で資料をめくる。
大きな音を立ててタイピングをする。
苦しそうなため息をついてみる。
何かに悩んでいるかのような独り言を言ってみる。
毎日演技をしているので、一生懸命仕事をしているふりだけは、プロの役者並みです。
たしかにわざと忙しそうに動けば、周りからは一生懸命仕事をしている様子に見えるでしょう。
頑張っている雰囲気を出せ、人事評価にプラスに働くことを期待するかもしれません。
しかし、一生懸命仕事をしているふりをするのも、体力を消耗します。
結局のところ、無駄な動きをしているにすぎません。
一生懸命仕事をしているふりをすればするほど、余計な労力を消耗して、肝心の仕事に集中できません。
忙しそうにしている割に、仕事で結果を出しにくくなるのです。
周りの目を気にしてばかりでは、よい仕事はできません。
サボっているように見えるのを恐れないことです。
一方、仕事ができる人は、余計なふりや演技はしません。
仕事ができる人は、本当に一生懸命仕事をします。
一生懸命仕事をするふりをしなくても、普通に一生懸命仕事をすればいいだけのことです。
もし怠けているように見えるのが心配なら、きちんと結果を出せばいいのです。
結果を出さないでじっとしているから、怠けていると誤解されます。
きちんと結果さえ出せば、周りは何も言いません。
静かになれば「本気を出している」と前向きに解釈してくれるでしょう。
じっとしていても「集中している」とよいふうに解釈してくれるでしょう。
たとえ居眠りをしていても「仕事で疲れているのだろう」とプラスに受け止めてくれるかもしれません。
もしサボっていると指摘する人がいれば「集中しているからそう見えるだけ」と説明すればいいだけです。
結果を出すことが、誤解を防ぐ最高の解決策です。