力を貸してほしいと声をかけたとき、2通りの人に分かれます。
「さっと離れる人」と「快く力を貸してくれる人」です。
普段親しくしている人であれば、快く力を貸してくれるでしょう。
一方、不仲だったり面識がなかったりするなら、声をかけても、断られる可能性が高いと思われます。
実際にそうなるケースが多いのですが、すべてがそうとは限りません。
時に意外な反応をされることがあります。
普段仲良くしている人でも、力を貸してほしいと声をかけたとき、急に冷たくなって、そっぽを向くことがあります。
「私には関係ない」「ほかに用事があって」「今ちょっと余裕がなくて」など言って、さっと離れます。
親しい関係だと思っていた人でも、露骨に距離を置かれたり、逃げるように離れていったりすることがあるものです。
逆のケースもあります。
浅い関係であるにもかかわらず、力を貸してくれたりする人もいます。
さほど仲が良いわけでもないのに、親身になって相談に乗ってくれる人がいます。
「大丈夫ですか」「力になります」「私にできることなら何でも」と、親身に力を貸してくれるのです。
普段は怖い人・冷たい人・憎たらしい人であっても、急に優しくなって、手助けしてくれることもあります。
ピンチのとき、思いのほか冷たくされることもあるかもしれません。
助けてくれるに違いないと思っていたにもかかわらず、断られたり距離を置かれたりすると、ショックを受けるところでしょう。
しかし、助けてくれなかったとしても、憎まないことです。
腹を立てたり恨んだりもしません。
ひどい人・冷たい人というわけではありません。
「その程度の関係だった」ということです。
相手にも相手の事情があります。
自分が勝手に親しい人だと思い込んでいただけなのかもしれません。
ピンチとは、人間関係を見極めるタイミングです。
人間関係の見直しと整理整頓ができる、良い機会でもあります。
困ったときに助けてくれた人こそ、本当の人間関係です。
相手の年齢や性別は関係ありません。
快く力を貸してくれた人とは今後も関係を持ち続け、仲良くお付き合いをしましょう。
ピンチを通して、本当の人間関係がわかるのです。